著者:田口 宗勝
ページ数:145

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内容紹介

消費者が求めてる商品やサービスは必ずヒットします。
政府が後押ししたり購入を義務付けなくても普及します。
逆に、政府が熱心に勧めるモノは、消費者が求めていないのです。
中古住宅の品質調査はインスペクションと呼ばれ、10年以上前からありました。しかし、利用は広がらず、政府が応援することになったのです。
政府は、「天下り先確保のために応援する」とは言えません。公共性があることにして政策を進めています。
インスペクションについては、空き家率上昇を理由としています。空き家を減らすために中古住宅取引を増やす、そのためにインスペクションが必要という理論です。
「空き家」「中古住宅」「インスペクション」の3つがつながっているのです。

本書では
・空き家は多くない
・空き家が多くても問題はない
・中古住宅は流行っている
・中古住宅が不人気でも問題はない
・インスペクションは中古住宅活性化に役立たない
を説明しています。

<本書の読みどころ>
・インスペクションが普及しない理由
・政府が主導しなくても普及したサービス
・新築より中古のほうが売れているエリア
・人口がそれほど減らない可能性
・6大都市圏に集まる若者心理
・自動運転が不動産の見方を変える

<もくじ>
第一章 インスペクションの押し売り
第二章 中古推しの正統性
第三章 住み替えで幸福になる?
第四章 空き家問題は存在しない
第五章 迫り来る総量規制の足音
第六章 人口減少予測も怪しい
第七章 自動運転が生活を変える

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