著者:柳谷 晃
ページ数:196
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◎人間は合理的な行動をいつも取るか?
◎「企業の寿命は30年」は本当か?
◎男女の相性を数値化するには?
博覧強記の数学者、柳谷晃の日常は数学で溢れている。
なぜなら、数字は言葉であり、式は文章だから。
そう、カリスマ数学者の目に映る世界は、数字という表現で彩られた芸術に満ちているのだ。
しかし、残念ながら数学はわかる人にしかわからない学問。
数学嫌いの凡人は、どこかで限界を感じ、そんなふうに諦め、自分を納得させてきたのだ。
けれども、数学嫌いの凡人だって、数学への憧れはある。
本当は、数学者の目に映るキラキラした世界や、「わかる」という疾走感を味わってみたい!
そんな数学嫌いさんの夢をかなえるのが本書です。
カリスマ数学者の目に映る景色を、数学嫌いさんにわかるように説いてゆく。
博覧強記の数学者の手にかかると、数学の本もどこか文学的で人生訓のよう。
日常に溢れる数学の本質を感じられる1冊です。
●目次
1章 データを見る感性──見えないものを素直に感じとるための数学
数値があるのに信じない
元データの大切さ──人間は合理的な行動をいつも取るか?
POSシステムだけで大丈夫?
会社の強さ
「○○指数」の計算のからくり
2章 「比率」は肌で感じる──数字にだまされないための数学
かたちから入るな
パレートの法則──不思議な比率
どこにでも出てくる大切な比率
適正利益──儲かれば儲かるほど良いわけではない
株を買うときに大切な4つの指標
3章 数字の裏の物語──数字は言葉、式は言葉を理解するための数学
「数える」ということ
便利なお金の恐い姿
数字と運
「六曜」に見る数学的おもしろさ
4章 数字はウソをつかないか──統計にダマされないための数学
統計数値を鵜呑みにする前に言葉の定義を考える
「平均」と「分散」
女と男の相関関係
5章 人が幸せに暮らせるように──暮らしに寄り添う数学
世に蔓延する“神話”を疑ってかかれ
自然界にある比例式いろいろ
数値化されないことを管理する
知識は人を幸せにするためにある
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