著者:野田直人
ページ数:60

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African Trade Beadsとは
日本ではあまり知られていませんが、かつてアフリカ大陸には交易のために数多くのとんぼ玉が持ち込まれました。古くはサハラ砂漠を超えて地中海沿岸産や中近東産のとんぼ玉が。そして大航海時代以降は交易船に乗ってベネチアを始めとするヨーロッパ製のとんぼ玉が。とんぼ玉は金やその他の貴金属、宝石、象牙、そして奴隷などと交換されました。
こうしたとんぼ玉は、支配者層や裕福な層の装飾品あるいは財産として大切に扱われていました。今でも、アフリカ各地で以前持ち込まれたとんぼ玉が見つかります。
また、アフリカ大陸内部でも、数や産地は限られますが、持ち込まれたガラスを再生したりして、独自のデザイン・風合いのとんぼ玉を作った地域もありました。
このような、アフリカで見つかるとんぼ玉を総称してAfrican Trade Beadsと呼びます。
大航海時代以降のとんぼ玉は、アフリカとの交易のために特別に作られたものが多く、世界の他の地域ではあまり手に入りません。そのため、とんぼ玉のコレクターにとっては垂涎のものとなっており、希少なものは高値で取引されています。
本書は、筆者が実際にアフリカで収集したとんぼ玉を中心に、アフリカのとんぼ玉の世界を写真で概観するものです。
本書では紀元前フェニキア時代に始まる古代玉から、約千年前のイスラム玉までを紹介しています。

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