著者:堀内 春美
ページ数:115
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60代女性作家ユニットがつくり出す古布の1点ものが、
多くの人を魅了している。
全国の骨董市を巡って収集した、
味わい深い襤褸(らんる)と呼ばれる古布を材料に、
服、バッグ、帽子、ストール、エプロンなどを手づくり。
昔の人が生活の中で大切に使い続けた着物や野良着、
半纏(はんてん)、蚊帳(かや)、布団がわ、米袋、酒袋、角袋などは、
薄くなったり、破れたところを繕っては使い、また繕っては使い続け、
その繕い跡が美しい意匠のようになっている。
また、法被(はっぴ)、幟旗(のぼりばた)、
花嫁道具に掛けられた大風呂敷など
晴れの日の布はそのキレのあるデザインが新鮮。
それらの布の魅力を最大限活かして手づくりされる作品には、
他にない希少性と、パワーがある。
手仕事のぬくもりや、主に紺(藍染め)と
ブラウン(柿渋染め)が中心の
洗練された二人のセンスも人の心を引きつける。
自分にぴったりのこだわりの一着を探している人、必見。
堀内 春美:人気古布作家。
15年ほど前から古布の魅力に目覚め、
服作りをスタート。
骨董市などを巡って集めた古布をリメイクして、
500着以上の服を制作。
カジュアルで大人っぽい独自のセンスが話題。
バッグ作りの村松みち子氏と
2年に一度、開催する「二人展」には、
全国から泊りがけでファンが押し寄せるほどの人気。
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