著者:ギター・マガジン編集部
ページ数:234
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エレクトリック・ギターを手にする者は皆すべからく、ジミ・ヘンドリックスという宇宙を漂っているにすぎない。それは、何人たりとも逃れられない巨大な影響力でもあり、ギタリストだけに許された極上の宇宙旅行でもあるのだ。そんなジミヘン・トリップを、最高にハッピーでドープなものにするガイドブックとして、本特集が一助になれば幸いである。BGMにはジミの新作『Both Sides of the Sky』もお忘れなく。それではいざ、旅立とう。すべてのギター弾きが旅をする、ジミヘンという名の宇宙へ。
■漫画『ジミヘン、ジミヘンを聴く。』
今月はジミヘン大特集! ということで、本誌連載『ジャキーン!』でもおなじみの、ジミヘンが登場する漫画『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』が特別にギタマガ本編へ出張掲載! ジミの死後、彼の意思がないまま数多の未発表音源がリリースされているが、もし本人が新作『Both Sides of the Sky』を聴いたらどう感じるのだろうか!? 本作の大特集に入る前に、まずジミヘン本人の感想(?)から見ていこう!
■ジミ・ヘンドリックスがいる風景
特集のスタートは、在りし日の天才ギタリストが過ごす日常を切り取ったグラフ特集からお届けしよう。手にしたギターの解説とともに、”ジミ・ヘンドリックスがいる風景”を楽しんでほしい。
■年表 1967-1970
彗星のごとく現われ、あっという間にエレキ・ギターの常識をひっくり返した風雲児、ジミ・ヘンドリックス。その活動を、エクスペリエンスの1stが発表された67年から逝去までの70年までの4年間に絞り、年表形式でおさらいしていきたい。このたび発売される『Bothe Sides of the Sky』の収録楽曲が録音された日付も要チェック!
■ジミ・ヘンドリックス、最後のインタビュー
1970年9月11日、ロンドン カンバーランド・ホテルにて
ジミの生涯最後にして最長となるこのインタビューは、ワイト島フェス出演直後の1970年9月11日に行なわれた。場所はロンドンのカンバーランド・ホテルで、最新作『Bose Size of the Sky』に収められた諸セッションの約1年後のことである。インタビュアーは、長年に渡ってジミと行動をともにし親密な関係であったという音楽ジャーナリストのキース・アルサムだ。
■SPECIAL INTERVIEW
ロジャー・メイヤー
エディ・クレイマー
■待望の新作『Both Sides of the Sky』を徹底解剖。
いよいよお待ちかねの、最新作『Both S ides of the Sky』深掘りコーナー。今回はジミがベースのみを担当している「Woodstock」以外の、12曲を取り上げることにしよう(ジミごめん!)。各曲の歴史的な立ち位置や元ネタ&別バージョンとの比較、さらにはフレーズ解説まで多角的に分析していくので、ぜひとも新譜を爆音で聴きながら読み進めてほしい。また、P118で新作のサウンドをもとにジミの使用機材を考察しているので、そちらも要チェック!
■『Both Sides of the Sky』のレコーディング・ギアを探る!村田善行×編集部
ジミ・ヘンドリックスの機材といえばストラトにマーシャル、というイメージが一般的ではあるが、実際にはギターもアンプも多種多様なものを使用していた。では新作『Both Sides of the Sky』で弾いた機材は一体なんなのか? その謎に迫るべく、編集部はギター機材マニアでありジミへの愛も深い村田善行氏のところへ突撃! 村田氏所有のビンテージ機材を眺めながら、新譜を聴き進めつつ機材を推測していきたい。
■ジミの名曲、深堀りします。
「Purple Haze」「Little Wing」「Voodoo Child(Slight Return)」「Machine Gun」「Freedom」
ジミ・ヘンドリックスが生み出した名曲といえば? そう聞かれたら、みなさんはどんな曲を思い浮かべるだろうか。”そんなの全部に決まってるだろ!”という意見にはもちろん大賛成だが、思い切って5曲ぐらいに絞ってみるのもまた一興。編集部では悩みに悩んだ末、数ある名曲の中から「Purple Haze」、「Little Wing」、「Voodoo Child(Slight Return)」、「Machine Gun」、「Freedom」をチョイスしてみた。我々ギタリスト、いや人類すべてが宇宙に自慢したいこれらの楽曲を、この特集でおもいっきり深堀りしてみたいと思う。楽曲誕生秘話や制作プロセスはもちろん、歌詞、ライブ・テイクについて、そしてもっとも重要なジミによるギター・プレイの考察など、あらゆる方向からみっちりとひも解いていこう。
■The NAMM Show 2018
毎年恒例、楽器業界の祭典=The NAMM Showが1月25~28日の4日間にわたり開催された。今年も力の込もった新製品、趣向を凝らした展示ブース、エンタテインメント性抜群のショーなど見どころ満載! そこで、今回は各ブランドの注目製品をピックアップして紹介するPART I、NAMMならではの”お祭り感”を切り取ったPART IIの2部構成で、NAMMの魅力を徹底レポートしていく。まずは恒例の注目製品チェックからいってみよう!
■INTERVIEW
ダニー(ザ50回転ズ)
■INTERVIEW & GEAR
浅井健一 & THE INTERCHANGE KILLS
増子真二(DMBQ)
KOHKI(BRAHMAN)
■New Products Review
◎FENDER/AMERICAN ORIGINAL ‘60S TELECASTER
◎GIBSON/ES-330 SUNSET BURST
◎JACKSON/USA SIGNATURE PHIL COLLEN PC1
◎WALRUS AUDIO/FATHOM
◎JHS PEDALS/THE KILT V2
◎TC ELECTRONIC/EYEMASTER METAL DISTORTION
■連載
◎ビンテージ・エフェクター・カフェ〜Electro-Harmonix Big Muff Pi
◎東北ライブハウス大作戦FROMギタマガ情報局
◎ジャキーン!〜『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
◎横山健の続・Sweet Little Blues
◎9mm滝のまたやっちゃいました〜世界の滝工房から
◎トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
◎ギターを思いっきり弾けるプライベート・スタジオ
シリーズ一覧
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