著者:天野 彬
ページ数:335

¥1,250¥0

情報との出会いは「ググる」から「♯タグる」へ。

FacebookやTwitterをはじめとして、近年ではInstagramやSNOW、Snapchatなど
さまざまなSNSの普及・流行により、自分の近況や体験を写真や動画を通じてシェアすることが増えています。
そしてそのようなユーザーのビジュアルコミュニケーションは
「インスタ映え」を代表するさまざまな消費文化の波をつくりだしています。

筆者の考える「タグる」は、ハッシュタグをつけて情報発信を行う(Taggingする)とともに、
欲しい情報を“手繰る”ように獲得していくという情報行動の特性を意味しており、
ユーザー主導で情報の発信と整理をしながら、それを検索して相互参照しあうさまをあらわしています。
まさに現代はSNSで「タグる」時代なのです。

本書籍では、そうした実態を電通総研オリジナル調査や識者へのインタビューをもとに分析。
シェアによって生まれた新たな社会現象やトレンドをキーワード化しながら、現代の情報環境を7つの視点で読み解きます。
目まぐるしく移り変わるSNSのトレンドを細やかにトレースしつつも、
その底流にある根源的な変化のあり方を深く見定められるような視点を提起し、
誰もがスマホで写真や動画をシェアする時代の
コミュニケーションとマーケティングのあり方や可能性をポジティブに描き出します。

さらには、いま○○というSNSがきてるので使いましょうのような「What」の水準、
どのようにキャンペーンプランニングに活かすべきかといったような「How」の水準にとどまらず、
なぜこのような変化が起こっているのか?にも迫る「Why」の水準へ届く分析を行います。
マーケティングの視点はもちろん、社会学やメディア哲学、デジタルビジネス…といった諸領域を越境するような視座で、
なぜシェアされるのか、シェアの本質とはなにかについて考察を進めます。

「シェアしたがる心理」の裏には何があるのか、またこれからどのような時代を迎えていくのか。
マーケター、デザイナー、開発者、ユーザー…などSNSに携わる全ての人に必見の書籍です。

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