著者:ウェブライターりぴ
ページ数:64

¥99¥0

地方のブラック企業で社畜OLとして7年間務めてきた「りぴ」が、とある書籍著者でライティングのプロと出会い、脱サラしてウェブライターとしてデビューするまでの奮闘記(前編)
これからウェブライターになりたいというライターの卵の必読書。
なぜりぴは、全くの素人からたった一年でOL時代以上の月収を得られるようになったのか。
そのノウハウは一体なんなのか。

以下、第1章より一部抜粋。
ライティングのラの時も知らないOL時代

私が「ものを書いて稼ぐ仕事」に関して真面目に勉強を始めたのが、去年の秋ぐらいから。

それまでは漠然と「もの書きさんになりたい」と思っていただけなので、具体的にどんな記事を書きたいだとか、最終的に何を目指したいとか、明確な目標なんてありませんでしたね。

高校生の時から趣味で詩を書いていたり、芸能人のファンサイトを作っていたりしたので、文章を書くこと自体は好きだったみたいです。

「いつかとか詩集出せたらいいなぁ~」

とわけのわからない妄想をしているぐらいでしたね(笑)

さて、そんな私もいよいよアラサー。

当時OLとして勤めていた会社は、超ブラック企業。お給料もボーナスも少ないですし、有給休暇も満足に取れません。

男女関係なく役職以上の仕事と責任を押し付けられますし、パワハラ・セクハラの被害にも何度も合いました。

もう7年も勤めていましたし、女性ですから「寿退社」も考えましたけど、残念ながら私はすぐに結婚できるような相手はおらず。(彼氏はいましたが)

「このままやりたいこと一つもやれずにババアになってもいいのか?」

という悩みを持ち始めるようになりました。

そこで親友のすすめもあって、Instagramのプロフィール欄に、「ものを書く仕事に就きたいです」と書いてみることに。

やりたいことがあるなら、とにかく人に言いまくると、自然と繋がりがある人と出会えるよ、って言われたんです。

その言葉は本当でした。

私が今ものすごくお世話になっている原先生は、Instagramを通して知り合ったのです。

夢ややりたいことはできるだけ多くの人に知っておいてもらうこと、これ大事です、本当に。

ありがたいことにライティング講師の原先生から、ライティングのノウハウを教えていただけることになったのですが、その頃の私は「ライティング」という言葉すら、ほとんど理解していない状態でした。

「書いて稼ぐ仕事」にどんな種類があるのかなんて、全然知りません。せいぜいブログ書いて人集めて、広告クリックしてもらったらお小遣いもらえるんじゃない?ってぐらい(笑)

文章の書き方について、自分で勉強をしたことは一度もありませんでした。ネットで調べたこともないし、ノウハウ本、ハウツー本を探したことだってなかったです。

せいぜい、毎日Instagramを更新しているぐらいで…(笑)

そんなんでよく「ものを書く仕事に就きたい」なんて言ってたな、と今となっては懐かしく思います。

ですから、私のスタートは「ものを書いて稼ぐ仕事には何があるか」を知るところからでした。そして、その中で何を選びたいか。これはもうスタート地点とすら呼べないのかも知れませんね。
それぐらいのど素人でした。

とりあえずいくら稼ぎたいか、何になりたいかを決めてみました

原先生からライティングについて学べることになったとは言え、まずは「ものを書いて稼ぐ仕事にはどんなものがあるか」を知ることからスタートです。

コピーライターやアフィリエイター、ウェブライター、書籍著者などいろいろな仕事を説明してもらいましたが、初めて説明を聞いた時は正直、右の耳から左の耳へ話が流れていってました。(だって知らない世界過ぎて頭がついていかないんだもの!)

2、3回同じような話をしていただいて、やっとなんとなーく頭に理想が浮かぶようになってきたのですが、自分にどれが合うかまではサッパリです。

ちなみに、この頃のトークは「ポッドキャスト」にアップロードされていますが、たまに聞くと当時の自分がものすごく「アホ」っぽい感じで喋っていて笑えます(笑)

とりあえずまだこの時点ではOLとして働きながらライティングの勉強をしつつ、お小遣い程度の金額を稼げればいいかなぁと思っていました。

なので、月に3~5万ぐらいを目標にしていくことに。

目先の目標を決めたら、次は最終的な目標ですよね。こちらは比較的すぐに決まりました。というか、考えなくても決まってました。

やっぱり「紙の本を出すこと」です。

もともと「自分にしかできない仕事をしてみたい」という気持ちもありましたし、なんというか、自分の生きた証をどこかに残したいよなぁという思いを持っていたんですよね。

でもそれはサラリーマンではちょっと難しいですし、文章を書くならやっぱり本にして残したいな、と考えてました。

別に売れっ子作家になりたいわけではなく、何か形にしてみたかったのです。

無事に目標が決まったので、次は「何になりたいか」です。

全く知識もスキルもないただのOLが月に3~5万の収入を得るには、やっぱりクラウドソーシングを利用して記事を書くのが一番てっとり早い、とのアドバイスから、ウェブライターを目指すことにしました。

とは言っても、まだこの時点では「ライター」と「ウェブライター」の違いすら、あまりはっきりわかっていなかったのですけどね(笑)

もちろん、クラウドソーシングの仕組みも知りませんし、3~5万ぐらい稼ぐにはどれだけの量を書かなきゃいけないというのも想像できませんでした。

なので、本当に「ざっくり」とした目標設定でした。

でも、この目標を設定することで、まずは何から始めるかというのが具体的になってくるのです。

何もない状態に、できるかできないかは別として目標を決める。(とりあえず、でもいいので)

そうしないと何も始まらないのです。

まだ知識はゼロに等しかったですが、OLから新しい世界に飛び込んだ感じがして、とてもわくわくしていたのを覚えています。

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