著者:重松保弘
ページ数:274
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1994年の初版における、主として図版の誤植を訂正しました。
現在、広く使用されている Android OS は、Linuxとオープンソースソフトウエアがベースとなっています。 そのため、Android OS を理解するために Linux の仕組みを知っておくことは情報技術者にとって有益なことと言えるでしょう。 Linuxでは、カーネルの構造を見ることが難しくなりましたが、BSD系UNIXでは、ある程度見ることが出来ます。 そのため、UNIXの構造を勉強するには、この本のほうが良いかもしれません。
問題の解答例は”Linuxによる並行プログラミング入門”に掲載されているものが参考になると思います。 また、ソケットについても解説しているので、UNIX系のサーバについても、基本的な考え方が分かると思います。ソケットの仕組みがわかると、ネットワークからのDOS攻撃やDDOS攻撃でサーバーがダウンする理由も理解できると思います。
最近では、銀行系システムのダウンが社会問題化しています。この原因は、異なる設計(アーキテクチャ)のシステムを統合する複雑さにあると言われています。もしかして、この原因の一つには、リアルタイムシステムのタスクまたはプロセス間の「相互排除」に問題があるのかもしれません。
(追記)2ページ表示に対応しました。
1章 プロセス
1.1 プロセスの生成と同期
1.2 プロセスの変身とシェル
2章 ファイル入出力
2.1 低水準入出力
2.2 高水準入出力
3章 リダイレクトとパイプ
3.1 リダイレクト
3.2 パイプ
4章 プロセス間通信
4.1 メッセージ
4.2 共有メモリ
5章 相互排除とセマフォ
5.1 相互排除とセマフォの概念
5.2 UNIXにおけるセマフォ
6章 シグナルと端末制御
6.1 シグナル
6.2 端末制御
7章 ファイルシステム
7.1 ディレクトリファイル
7.2 ファイルの情報
7.3 マウントとリンク
8章 ソケット
8.1 ソケットの概念
8.2 ソケットのシステムコール
8.3 ストリームソケットの例題
8.4 データグラムソケットの例題
付録A 構造体と共用体
付録B エラー処理
付録C おもなUNIXコマンド
付録D ASCIIコード表
付録E システムコールとCライブラリ関数一覧
参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=NlbcX9GVXsg
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