著者:吉岡恒夫
ページ数:47

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いま最も熱いプログラミング言語の一つといえば、Pythonですよね。最近は特に機械学習向けのライブラリが充実していることから、人気が伸びています。

Pythonはスクリプト言語で、一行でもコードを書けばその場ですぐに動かすことができるため、プログラミング初心者の学習にも最適です。Pythonはアメリカの大学で最も多く教えられている言語である…といった[データ](https://cacm.acm.org/blogs/blog-cacm/176450-python-is-now-the-most-popular-introductory-teaching-language-at-top-u-s-universities/fulltext)もあります。

このPythonを使ってWebサービスやWebアプリケーションを作るときに必要なWebアプリケーションフレームワークには、Django, Pyramid, Flask, Bottleなどがありますが、**今のところ最もメジャーなのがDjango(ジャンゴ)**です。

Djangoには、Web開発に便利なルーティング、MVC、ORマッパー、ジェネレータ等の機能が含まれており、Djangoの流儀にしたがって作れば、自然とわかりやすい構造のWebアプリケーションが作れるようになっています。

**最新版のDjango2.0は、2017年12月にリリースされました**。Pythonを使うときは、Python2系とPython3系のどちらを使うかで悩んだり、両方の情報があって混乱したりしがちですが、Django2.0ではPython2のサポートが打ち切られて、利用できるのはPython3のみなので迷うことはありません。**環境の整っている今なら、Djangoの勉強が始めやすいかと思います。**

ただ、いざ開発で使おうとすると、Python、Django、データベースを動かすための環境構築やデプロイなどなどが必要になってきます。これが意外と厄介で、手順通りにインストールしたつもりでも、OSやバージョン、ほかのソフトウェアなど、さまざまな原因で**エラーが出たりして失敗**することもあります。

そこで、今回は**ブラウザだけでDjangoを使ったWeb開発ができる[PaizaCloud Cloud IDE](https://paiza.cloud/ja/)を使ってみます。**

[PaizaCloud](https://paiza.cloud/ja/)は自由度が高く、さまざまなフレームワークや言語を使ったWeb開発が、初心者でも簡単にできますので、**最短でDjangoを使ったWeb開発が始められます。**開発環境がクラウド上で動作しているので、自分でサーバなどを用意しなくても、作ったWebサービスをその場で公開することも可能です!

今回は、まずは簡単なプログラムから始めて、ToDoリストを作成・編集できるサービスを作ってみましょう。2018年2月28日時点で最新のDjango2.0を使った手順で作り方を紹介していきます。手順に沿って進めれば、初心者でも10分程度で作れるかと思いますのでぜひ挑戦してみてください。

(本書は、ブログ掲載記事を元に、電子書籍化したものです。)

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