著者:西部 謙司
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◎史上初!日本代表の「戦術史」徹底解説書!!
◎ロシアワールドカップで日本代表はどう戦うべきか? その答えが見えてくる!
◎図版をふんだんに使って、日本代表監督の戦術の攻防を徹底図解
◎各年代の試合データも網羅し、名勝負の記録的資料としても重宝
◎知性派フットボーラ―・岩政大樹選手との濃密な戦術対談、特別収録!
日本代表の戦術史を、オフト以降の代表監督ごとに分析。
ピッチ上の事象に絞り、図版をまじえて分析することで、歴代の代表監督がピッチ上に描いた戦術的特徴が客観的に浮かびあがる。
そこから見えてくる、日本代表が目指すべき戦い方を戦術ライティングの第一人者が模索する。W杯に向けて必携の一冊。
【目次】
●プロローグ 日本=「フィジカルが弱い」「メンタルが弱い」は間違い
●Chapter1
オフト――「ディテール」を重視も戦術は硬直化
Analyze
<1993年 米国ワールドカップ・アジア予選 日本2-2イラク>
勝っていればドーハの“奇跡”だった
●Chapter2
ファルカン――先鋭的すぎたミラン型戦術2.0の導入
Analyze
〈1994年10月11日、アジア競技大会準々決勝 日本2-3韓国〉
幾度となく蹂躙された左サイド
●Chapter3
加茂周――世界標準「ゾーンプレス」
の成功と失敗
Analyze
〈1997年9月28日、フランスワールドカップ予選 日本1-2韓国〉
物議を醸した「弱気采配」
●Chapter4
岡田武史――守備戦術の遅れも強豪国に肉薄できた理由
Analyze
〈1998年6月14日 フランスワールドカップ 日本0-1アルゼンチン〉
機能したマンマークとその限界
〈1998年6月20日 フランスワールドカップ 日本0-1クロアチア〉
思いどおりのプレー
〈1998年6月26日 フランスワールドカップ 日本1-2ジャマイカ〉
20分までは負けたのが不思議な試合
●Chapter5
トルシエ――革新的なサッカー観を打ち出した天才型監督
Analyze
〈2002年6月4日 日韓ワールドカップ 日本2-2ベルギー〉
まるで見知らぬ国の下部リーグのような試合
〈2002年6月9日 日韓ワールドカップ 日本1-0ロシア〉
歴史的1勝
〈2002年6月14日 日韓ワールドカップ 日本2-0チュニジア〉
チュニジアに快勝してグループ首位通過
〈2002年日韓ワールドカップ 決勝ラウンド 日本0-1トルコ〉
最初から最後までチグハグ
●Chapter6
ジーコ――神様から「日本化」は始まっていた
Analyze
〈2006年6月12日 ドイツワールドカップ 日本1-3オーストラリア〉
コンディションの差とゲームプランのミス
〈2006年6月18日 ドイツワールドカップ 日本0-0クロアチア〉
攻め合いのドローは「やればできる」の証明
〈2006年6月22日 ドイツワールドカップ 日本1-4ブラジル〉
強力なブラジルの攻撃になすすべなし
●Chapter7
オシム――準備していたワールドカップ仕様のチーム作り
Analyze
〈2007年10月17日 AFCアジア/アフリカチャレンジカップ 日本4-1エジプト〉
アフリカ王者に快勝も力の差はわずか
●Chapter8
岡田武史――「脱・日本化」がベスト16へのロールモデル
Analyze
〈2010年6月14日 南アフリカワールドカップ 日本1-0カメルーン〉
守り合いのゲームに競り勝つ
〈2010年6月19日 南アフリカワールドカップ 日本0-1オランダ〉
感じなかったフィジカルの差
〈2010年6月24日 南アフリカワールドカップ 日本3-1デンマーク〉
先取りしていた「ポジショナル・プレー」と「5レーン理論」
〈2010年6月29日 南アフリカワールドカップ 日本0-0パラグアイ PK5-3〉
守り合いの末、PK戦で敗れる
●Chapter9
ザッケローニ――惨敗の中で見えた日本サッカーの新種
Analyze
〈2010年6月14日 ブラジルワールドカップ 日本1-2コートジボワール〉
やらせてもらえなかった「自分たちのサッカー」
〈2010年6月19日 ブラジルワールドカップ 日本0-0ギリシャ〉
ポゼッション70%もギリシャの堅守を破れず
〈2014年6月24日 ブラジルワールドカップ 日本1-4コロンビア〉
カオスを生んだ大久保のチーム
●Chapter10
アギーレ――期待値が高かった「4-3-3」の使い手
Analyze
〈2015年1月23日 アジアカップ準々決勝 日本1-1(PK4-5)UAE〉
立ち上がりに一発を食らう
●エピローグ 日本は「どう」勝ちたいのか?
●特別対談 西部謙司×岩政大樹 ピッチレベルの戦術アナライズ
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