キース・リチャーズになりたいっ!!音楽編～この厳寒の街、青森で生きてゆくということ～

「音楽」。それは、人生のオアシスとして、または人生そのものとして存在している。冬は雪で閉ざされる北国に生まれ、暮らしてきた著者にとって音楽とは、つらいことや理不尽なことで溢れている人生を生き続けるために必要な「エイド」だ。
本作品は、著者が愛して止まない50枚のアルバムとアーティストを取り上げてその想いを綴ったエッセーであり、自らの人生とシンクロさせた自叙伝でもある。
洋楽ではキース・リチャーズを始め、ザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、デヴィッド・ボウイ、ピンク・フロイドなど。邦楽は、ユーミン、浜田省吾、ドリカム、山下達郎、角松敏生ら……。
著者は、これらのアルバムを聴いたことで生きる力をもらい続け、次なる一歩を踏み出せた。音楽ファンは、その曲を思い浮かべながら、心の「サプリメント」として読んでもらえたら幸いである。