著者:吉井理人
ページ数:211

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目次

はじめに

第1章  なぜ、コーチが「教えて」はいけないのか

 相手と自分の経験・常識・感覚がまったく違う
 「上から力ずく」のコミュニケーションがモチベーションを奪う
 「余計なひと言」が集中力を奪う
 「悪いアドバイス」がパフォーマンスを低下させる
 一方的な指導方針が、現場を混乱させる

 コラム:影響を受けた指導者(1) 自分で考えさせる~箕島高校・尾藤公監督

第2章  コーチングの基本理論

 主体は選手。個が伸びれば組織は強くなる
 専門的な技術・知識を教える「指導行動」
 心理的・社会的な成長を促す「育成行動」
 成長を促す「課題の見つけ方」を指導する
 「振り返り」で課題設定の正しさを常に検証する
 パフォーマンスを最優先する「プロ意識」を植えつける
 相手の性格に応じてコーチングを変える
 四つのステージで指導方法を変える「PMモデル」
 「初心者(新人)」は、まず指導行動で技術を鍛える
 「中級者(若手)」は、モチベーションをケアしつつ、技術的な課題もサポートする
 「中上級者(中堅)」は、プライドを損ねないように心構えをつくる
 「上級者(一流・エース)」は、寄り添いつつ信頼関係を維持する
 常に相手を観察し、四つのステージを見極める

 コラム:影響を受けた指導者(2) 心をうまくつかむ~仰木彬監督

第3章  コーチングを実践する

 コーチング三つの基礎「観察」・「質問」・「代行」
 「観察」は相手の特徴を徹底的にリサーチしたうえで行う
 「質問」は余計なことを話さないように注意する
 「質問」の狙いは「自己客観視」と「信頼関係の構築」
 「代行」によって、相手の立場に憑依する
 一対一で振り返りミーティングを行う
 相手の強みを知り、強みを伸ばす
 成長のために、自ら課題を設定させる
 自分で問題を解決する思考回路を持たせる
 仮定の議題について議論し、思考力を鍛える

 コラム:影響を受けた指導者(3) 一貫して重要な機会を任せる~野村克也監督

第4章  最高の結果を出すコーチの9つのルール
 ルール1 最高の能力を発揮できるコンディションをつくる
 ルール2 感情をコントロールし、態度に表さない
 ルール3 周りが見ていることを自覚させる
 ルール4 落ち込んだときは、すぐに切り替えさせる
 ルール5 上からの意見をどう現場に伝えるか考える
 ルール6 現場メンバーの的確な情報を上層部に伝える
 ルール7 目先の結果だけでなく、大きな目的を設定させる
 ルール8 メンバーとは適切な距離感を持って接する
 ルール9「仕事ができて、人間としても尊敬される」人を育てる

 コラム:影響を受けた指導者(4) プレッシャーがないと成長できない~ボビー・バレンタイン監督

おわりに

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