【無料で読める】経済システムのカイゼン「三方よし経済」: 金利に代わる銀行の新しいビジネスモデル

本書は、現在の経済システムのあらゆる問題を、日本古来の「三方よし」の理念に基づく2つの仕組み（①銀行の新しいビジネスモデルと②新しい出資）で解決するための提案である。その問題とは、格差であり、経済成長の限界であり、バブル等である。また、日常生活における身近な問題としても、銀行のビジネスモデルの転換、キャッシュレス化の推進、年金制度の維持等に対し、有効な処方箋となり得る。
その内容は、自動車業界に変革をもたらすキーワードである「CASE」をかりて説明すると、あらゆる利用者がデータにより繋がり（Connected）、融資等の業務が自動化され（Autonomous）、資本が共有され（Shared）、決済が現金に代わり電子化（Electric）される仕組みである。
また、その狙いは、銀行のビジネスモデルを変えることでお金の流れを変え、その結果、経済を市民生活のためのものにすることである。