著者:土岐留美江
ページ数:93

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筆者が、これまでに過ごしてきた過去の「家」を振り返り、理想の住まいについて思うところを綴ったエッセイ。

 私の趣味は「家」である。様々な住まいの情報を見ていると、ワクワクして、時間が経つのも忘れてしまう。あまり世の中に認知されている趣味ではないが、同好の士は、探せば少なからず、いそうな気がする。
 亡くなったK木K林さんは、不動産を見て回るのが、大好きだったという。俳優という仕事が、本来の自分ではない、もう一人の自分になれることだとしたら、家を見るのは、ほんの少し、それに近いものが、あるのかも知れない。
 この先にあるかも知れない、もう一つの自分の暮らしを思い描いてみることは、胸躍る新しい発見がある。

本書の目次は以下の通りである。
 1.はじめに
  1.1.「家」が好きな人
  1.2.「家」の楽しみ方
  1.3.リアリティあってこそ
 2.住まいの履歴
  2.1.「家」の原体験-庭と猫つき平屋-
  2.2.最初の一人暮らし-木造アパート・フローリングの1階-
   2.2.1.騒音問題
   2.2.2.身の危険
  2.3.女子寮?-鉄筋マンション・畳の部屋-
  2.4.新築の3LDKファミリーマンション
 3.風水と住まい-なりたい自分になる-
 4.賃貸住宅のメリットとデメリット
 5.分譲マンションのメリットとデメリット
 6.一戸建てのメリットとデメリット
 7.理想の「家」を求めて

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