著者:齋藤 孝
ページ数:201

¥1,463¥0

【SNS全盛の今は、言葉に振り回され、心が不安定になりやすい】

SNSで誰もが発信者となった今は、言葉が氾濫し、言葉によって振り回され、心が不安定になりやすい時代です。

発した言葉は常に評価の対象となり、イイネ!の数に一喜一憂し、少しずつ、他者の目を前提として言葉を修正していく。

それは大きなストレスです。

だからこそ、時代を越えて残したい、普遍的な価値を持つ日本人の名言をあなたに贈ります。

【名言の「使い方」までしっかり紹介】

本書で紹介する名言は30個。

本質的な内容を持つ名言だけを齋藤 孝先生が厳選しました。

SNSのようにスーッと流れて消えてしまわないように、その名言の持つストーリーや、行間に込められた想い、そして「使い方」までしっかりと紹介しました。

そう、名言は使うものなのです。

何度か声に出して読み、覚え、日常生活の中で使っていく。引用したり、判断基準としつつ行動したりして、使うのです。

そうする中で、名言は心を支えるものになっていきます。

【たとえば、こんな名言たち】

●心が折れそうなとき

なまけ者になりなさい。 水木しげる

どうしようもないわたしが歩いている 種田山頭火

● 背中を押してほしいとき

前へ。 北島忠治

自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ 茨木のり子

● 成長したいと願ったとき

活用なき学問は無学に等し 福沢諭吉

いろいろむつかしい議論もありませうが、私が一身にかけて御引受けします 西郷隆盛

● 人付き合いに悩んだとき

一期に一度の参会の様に、亭主をしつして威づべきとなり。(一期一会) 千利休

丸くとも 一角あれや 人心 あまりまろきは ころびやすきぞ 江戸時代のことわざ

●道に迷ったとき

自分自身でおありなさい。 中原中也

けれどもほんとうのさいわいは一体何だろう。 宮沢賢治

こうした名言は、すべて偉人たちからの贈り物です。

自分の中に持つことで、その言葉を言った人の精神と自分の精神がつながり、過去から現在、そして未来へと続く精神の系譜のようなものができ、心を支えてくれる一生の宝物になるのです。

【「名言年齢」の意味】

本書では、すべての名言に、その言葉が発せられてから現在までの「名言年齢」を入れていることも特徴です。

最高年齢は1415歳、最小年齢は15歳。

古い言葉、新しい言葉、それぞれのよさを味わってください。

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