著者:意匠 瑞
ページ数:206

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光秀は自室に籠り思い悩んでいた。
「本当に私に上様を討てるのか……」
(思い留まるなら、まだ間に合う)
権力者の後ろ盾無く、この自分が頭領としてやっていけるのであろうか。
自信がないわけでは無い。しかしこのまま配下に甘んじていれば、立場は弱まれど破滅する事は無いかもしれない……。
官僚である光秀は、自らが頭領となり、己の采配がすべての最終決断になる事実がプレッシャーとなって重く頭に圧し掛かっていた。

天正一〇年(一五八二年)六月二日 歴史に名高い『本能寺の変』。
織田政権内で重職を担う明智光秀は、なぜ寵愛を受ける主君織田信長を討たねばならなかったのか。
変に至るまで、彼はどう葛藤し、周囲の者はどう動いたか。
日本史上もっとも短命であった、この新政権の発足から滅亡までの軌跡を追う歴史小説。
『本能寺の変』から『山崎の戦い』までの各将の思惑を追い、『三日天下』と揶揄されるに至る真相に切り込む。

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