著者:北影雄幸
ページ数:135

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まえがき
第一章 二・二六事件の記録
       ―――磯部浅一の『行動記』より
暁の襲撃―――死者九名、負傷者八名を出したクーデター
蹶起趣意書―――奸賊を誅滅して大義を正す
粛軍に関する意見書―――陸軍は維新阻止の反動中枢なり
蹶起前夜―――吾々が不義を討たなかったならば、吾々に天誅が下る
大臣告示―――蹶起の趣旨は天聴に達せられあり
奉勅命令―――抵抗する者は全部逆賊であるから射殺する
天皇への直諫―――何と云う御失政で御座りますか
銃殺の記録―――維新と云うことは結局祈りです

第二章二・二六事件青年将校の遺書
     野中四郎陸軍大尉―――昭和維新のために尊皇討奸を実行した
     河野尋陸軍大尉―――自決による世論の喚起を図った
     栗原安秀陸軍中尉―――いかなる状況においても絶望しなかった
     村中孝次元陸軍大尉―――維新と討奸は不二一体であると信念した
  
第三章 三島由紀夫 二・二六事件関連論文解説
    『二・二六事件と私』
       三島の二・二六事件体験―――すべてが神話的英雄の原型に叶っている
    『憂国』の自註―――老年は永遠に醜く、青年は永遠に美しい 
   『三島由紀夫氏の〝人間天皇〟批判』
         ―――小説『英霊の声』が投げた波紋
       三島の天皇批判―――陛下は一日も早く、勅使をお出しになるべきですよ
       天皇主義―――天皇は日本人にとって絶対的な媒体だった
       堕落した政治家―――いまの政治家は堕落してますからねえ
     『二・二六事件について』
       皇道派の敗北―――昭和史上最大の『精神と政治の衝突』事件であった
       大勇の政治家の不在―――際立つ青年将校の一死殉国の熱い思い
         
第四章 『憂国』解題
      『葉隠』と犬死の美学―――余分な夾雑物のない美的世界
      エロスと大義の融合―――良人と死を共にするという覚悟
      皇軍相撃の悲劇―――勅命に背くことは許されない
日本武士道の真髄―――俺は今夜腹を切る
      最後の至福の時――――――肉の欲望と憂国の至情が一つになる
窮極の武士道美学―――苦痛(いた)さ忍(こら)ゆる事
      武山中尉の最期―――花は散り際、武士は死に際
      武山麗子の最期―――死ぬべき時に死ぬ美しさ

第五章 『英霊の声』解題
帰神(かむがかり)の会―――裏切られた霊の出現
恋闕の情―――二・二六事件の青年将校の霊が語る
すめろぎの星―――すめろぎは神にましますのだ
打倒、君側の奸―――われらはついに義兵を挙げた
大元帥陛下の御出現―――皇国を護るために命を捨てることができます
非公開の暗黒裁判―――このときわが皇国の大義は崩れた
日本の敗北―――神風は吹かなかった
天皇の人間宣言―――などてすめろぎは人間(ひと)となりたまいし
日本の国体―――心と血のつながり、片恋のありえぬ恋闕の劇烈なよろこび

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