著者:小林幹夫
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本書は1992年に日中出版から刊行された『新東南アジア華人事情』とA・O・I・出版から2008年に出版された続編の『華人経済圏の光と影 中国的[東アジア共同体]の正体』を全面的に改定した『最新版』です。最新情報を入れて東南アジア華人事情を国別に書き下ろしました。
海外華人の8割は東南アジアに住み、政治経済を牛耳っている。明初の武将、鄭和(1371~1434)の南海大遠征当時から華僑・華人は中華経済圏建設の先兵として活躍した。遠く欧州、アフリカまでつながる「一帯一路」戦略も華人・華僑との密接な連携、協力が不可欠でしょう。
華人が東南アジアで最も多いのはインドネシア(約760万人)で、タイに約720万人、マレーシアに約710万人の華人が住んでいます。その中にポツンと浮かぶ華人国家シンガポールに約420万人余りの華人が集中しています。
華僑華人はそのネットワークを生かして世界を股にかけて活動しています。中華経済圏の首都機能は香港とシンガポールが担ってきましたが、香港への中国支配が強まり、金融、通商機能が発達したシンガポールの重みが今後、一層増すでしょう。
マレーシアで92歳のマハティール首相が返り咲き、それまでの中国偏重を見直すなど華人世界は変動してやみません。
「一帯一路」戦略を推進する中国の影が世界に長く伸び、各地で当局の意を受けた華人が暗躍することでしょう。聞いたこともない華人の名前がこれからも出てくるでしょう。
世界は大きく動いています。華人世界も例外ではありません。21世紀の注目すべき華僑華人にハイライトを当て、可能な限り追ってみました。

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