著者:戸神重明
ページ数:198

¥644¥0

内容紹介
地元民が群馬の怖い話を語る噂の怪談会。
そこで語られた衝撃・戦慄の実話を一挙収録!!

群馬県高崎市で地元の怪談家を中心に開かれてきたご当地怪談会〈高崎怪談会〉。
今回は主催の戸神重明のもと、籠三蔵、北城椿貴、しのはら史絵、春南灯、マリブル、夜馬裕――高崎怪談会の歴史を彩ってきたゲスト6人が大集結。
2015年よりこれまで20回以上開催されてきた中でも特に忘れがたい恐怖譚と、新作書き下ろしを贅沢に収録。「高崎の四つ辻」「高崎郊外の古寺」(戸神重明)、「赤城山の夜道」(マリブル)他、群馬の怖い話もが満載!

・無数のダルマが燃やされる前橋市のとある公園の「どんと焼き」。帰宅後、シャワーを浴びていると浴槽に赤いものが…「だるま」春南灯
・恋人の部屋の洗濯機を回していると猫の断末魔が聞こえてくる。だが、それを言うと彼は豹変して…。彼の死んだ元カノと猫の因縁。真実はどこに?…「死猫三景」夜馬裕
・前橋市の嶺公園の電話ボックスで電話をかけると、事故死した女性の声が聞こえるという噂。ためした二人の男が体験した恐怖とは…「Lサイズよりも大きな紙コップ」マリブル
・樹海の肝試しで拾ってきたロープと木切れ。それで絞首台のオブジェを作って枕元に飾った男は…「ユウマさんの絞首台」籠三蔵
・千葉県I市のアパートに響く異音と怪現象。ある日、自撮り写真の目の中に緑色の何かが写っていることに気づき…「酒乱の地縛霊」北城椿貴
・乙女岩を目印にそれより先に進んではならぬ――地元の海の掟を破った漁師とその子供達はその日から恐ろしい夢を見る…「太刀魚と刃」しのはら史絵
・高崎の四つ辻の角にある商店の軒先にしゃがみこんでいた女。その後、店は一家全員不幸に見舞われてしまい…「高崎の四つ辻」戸神重明

ほか、全32話収録。

著者について
籠 三蔵(かご・さんぞう)
埼玉県生まれの東京都育ち。
山野を歩き、闇の狭間を覗く、流浪の怪談屋。尾道てのひら怪談大賞受賞。

北城椿貴(きたしろ・つばき)
1989年、神奈川県出身。
短歌が毎日新聞、NHK短歌、ダ・ヴィンチなどに載る。
共著に『Quiet Smile』他

しのはら史絵(しのはら・しえ)
脚本家、怪談蒐集家。映像、ラジオドラマのシナリオを手がける傍ら、怪談会やイベントも主催。

春南 灯(はるな・あかり)
「高崎怪談会3」「同8」に出演。
元前橋市民。筆名の由来は榛名山。
単著に『北霊怪談 ウェンルパロ』。

1981年、群馬県出身。四代目雛人形司、県伝統工芸師。
「怪談最恐戦 東京予選」二年連続出場。

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