【無料で読める】若手医師・研修医のための、早めに知っておきたい「お金」の本（初級編）〜お金のために当直をむさぼる先輩医師にならないために〜: 医師が教える、お金のお話！若手・研修医の先生以外は閲覧禁止！

初期割引500円サービスご好評ありがとうございます！（終了しました）
医師が教えるお金のこと。お金の話は、学校でも教わらない・誰も教えてくれないのに、とても大切なこと。
本書ではお金の話しかしません！時間のない若手の先生方のために、あえて「難しい」・「詳細」なお話は抜きにしてあります。
医学書ではありませんのでご注意ください！オススメ投資の話は全く出てきません。
若くして「お金」を知ることは非常に重要です！（先輩Drは絶対に読まないでくださいww）
若さは、武器にもなりますが、知らないとリスクにもなり得ます！
本書は、時間のない若手医師の皆さんに「短時間」・「わかりやすく」伝えることを目標としています。
目次
一. はじめに
二. 若手医師に必要なお金の知識
爺医のアドバイスはあてにならない！？キャリアとお金のはなし
知るのと、知らないのとでは大違い！お金のこと
そのうまい話は、本当に大丈夫？
三. 知っておきたいお金のこと
税金の知識は必須
今より手残り金をさらに増やすには、今まで以上の仕事量が必要！？
所得税と住民税を、ちょー簡単に説明
控除って？
経費ってなによ？
サラリーマン医にできる節税はすくない
悲しいけど、一番手元にお金を残すやり方は？
まず、自分の月々のキャッシュアウトを把握する
それでも、手残り金が貯まらない人にオススメの方法
四. お金の知識から考える人生観
お金と向き合うことは、哲学的
不労所得の重要性
最後に
参考文献
免責事項
プロフィール

知るのと、知らないのとでは大違い！お金のこと
面白いデータがあります
2019年個人投資家の証券投資に関する意識調査（概要）によりますと、金融に関する知識が高い人の方が金融資産保有数、株式保有数、年収ともに高く、相関関係が見られるというものでした。

つまり、お金の知識をつければ、資産・年収ともに増やせる可能性があるとも考えられます。

この調査では、金融に関する教育を受けたことがあるか？という問いに対して８割の人が「受けていない」と答えています。

お金の知識は、自分から欲しないと誰も教えてくれません。
ましてや、お金の知識が必要なかった時代を生き抜いてきた人たちが、教えてくれるわけもありません。

ちなみに、教えてくれる人としてフィナンシャルプランナー（FP）が近年注目されていますが、FPは何かの商品を売りつけるために話をしてくる場合があります。

バックに利益相反のあるスポンサーがあるかないかを、確認することは学会発表や論文と
と同じような感覚です。
爺医の話はあてにならない！？キャリアとお金のはなし

医学的には、先輩医師である、特に爺医と呼ばれる世代の先生方に敬意を払うべきです。
ですが、キャリアやお金については、残念ながら参考にしない方がいい場合もあります。

理由は、爺医の先生方の時代と私たちが今後すすんでいく時代は、大きく異なるためです。

爺医先生の時代は、生産年齢人口の増加・高度経済成長・バブルもあいまり、お金は銀行に預ければ放置しておいても、増えていくものでした。

しかし、現在は違います。

お金を銀行に預けていても、ほとんど金利がつかず、一向に増えていきません。
むしろ貨幣価値の観点からは、減っていっているという考え方もあるくらいです。

一昔前にくらべて、社会保障費も非常に高額であり、給与収入が多くても、手元にのこるお金はわずかです。一つの働き先で、一生懸命働いていれば、いつかいい生活ができるというのは一昔前のお話しになりました。

さらに、今後働き方改革により、時間外の労働にメスが入ります。医師は基本給が意外と少なく時間外手当てで高収入を得ている側面があるため、働き方改革は医師の収入の減少に拍車をかけます。

また、お国の政策で、新規の医師数は年々増加しています。
これまで、希少性から優良待遇を受けていたわけですからそちらも無くなっていきます。

間違ってもらいたくないのは、この話は医師の王道キャリアを否定するものではありません。
私も、王道キャリアの中で育ちましたが、教育という面において王道は、やはり王道だと感じています。
また、大学で教授になりたい！研究に没頭したい！というキャリアも素晴らしいと思います！

ですが、若いうちから、ある程度のマネーインテリジェンスを身につけることは、
好きなことを好きなだけやれるための近道であるとも考えています。