著者:世界の名画シリーズ編集部
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ベルト・モリゾとメアリー・カサットは西洋美術史において、最も人気のある二大女性画家である。

オルセー美術館の至宝、エドゥアール・マネの代表作「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」で、
澄んだ視線をこちらに向ける美女こそが、女性画家ベルトモリゾである。
ルノワール、モネ、ドガらと共に、印象派グループの中心的人物として活躍した。
近年の研究で、再評価され、昨今、展覧会が世界中で開催されるようになった。
「最も印象派らしい画家」
「モリゾがいなければマネは印象派の絵を描かなかったに違いない」と言われている。

一方、メアリー・カサットは、踊り子の画家エドガー・ドガとの関係で知られている。
アメリカ・ヨーロッパにおける『女性画家の先駆者』としてだけではなく、
『アメリカにヨーロッパの印象派絵画を紹介』し、近代美術の発展に貢献した。
そもそも現代のアメリカに印象派の重要な作品が数多く存在するのは、メアリー・カサットの功績である。
ドガと同様に、その線描の卓越さが再評価されている。

本書はベルト・モリゾとメアリー・カサットの膨大な絵画を時系列に整理し、2人の女性の生き様と19世紀印象主義を総括している。女性が画家になることが必ずしも好意的に受け止められなかった時代、官立の美術学校が女性の入学を許可していなかった時代に、強くしなやかに、生き抜いた女性画家の物語である。

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