著者:マリカ
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写真集『フランシス・ダンス・コンサート』vol.2(副題:ジャズの王道ルイジ・ジャズ・ダンス)は、ジャズの巨匠、ルイジの振付作品を日本で上演した公演の舞台写真である。
日本全国にいるルイジ先生の直接間接の門下生たちが、フランシスから「ルイジ・ジャズ・ダンス・カンパニー」のレパートリー作品を学び、上演したユーロ・ジャズ・ダンスのダンス・レパートリーである。

Vol.2では、以下の3作品を取り上げた。

『マジックバード・オブ・ファイアー』(火の鳥)
ストラビンスキーの『火の鳥』をジャズ・アレンジ版で踊る、スリリングなジャズ・バレエ・ナンバー。
ルイジは亡命ロシア人教師からバレエを学んだ。
学んだことを、ジャズで返した。
「ルイジ・ジャズ・ダンス・カンパニー」の公演の最後に踊られるナンバーでタイトルロールの火の鳥の役をルイジのベスト・ダンサーが踊りつないだ。
フランシスが着ている火の鳥の赤い衣装は、「ルイジ・ジャズ・ダンス・カンパニー」のものである。

“Summer of 42”
ルイジの十八番。
ヴァツラフ・ニジンスキーの『ペトリューシカ』、
イサドラ・ダンカンの『母』、
アンナ・パブロヴァの『瀕死の白鳥』、
アルビン・エイリーの『レボリューション』、
ルイジの『サマー・オブ・42”。
世界の舞踊の不朽の名作。

“Chariot of Fire”, 『炎のランナー』
 ルイジはこの踊りを、東京で作った。
伊藤道郎のリトミック・アームズ(A&Bパターン)を使って、まず、会場の観客に、アームズのパターンを教えた。
その後、ヴァンゲリスの『炎のランナー』の曲がかかり、踊り始めた。
 ルイジが東京で冒頭部分のみ作ったこの踊りを、フランシスは、最後まで完成させて、東京、土浦、横浜の地元のルイジ・ダンサーたちの群舞とともに踊った。
『フランシス・ダンス・コンサート』のラストを飾るナンバーとして上演された。
 伊藤道郎のリトミックにルイジは、自身の頭文字のLをつけて、「ル・リトミック」という造語を使っていた。伊藤道郎は、ファルコン・スタジオで、当時最先端を行っていたドイツの舞踊芸術を持って米国西海岸で、モダン・ダンスを広めた。それが、伊藤道郎が「アメリカ・モダン・ダンスの父」と呼ばれる所以である。ルイジはファルコン・スタジオのジュディス・ジェーンから、ミチオ・スタイルを学び、生涯、伊藤道郎を尊敬した。
事実、ルイジの前半の作品は、ユーロ・ジャズ・ダンスで、後半は、ミチオ・スタイルのル・リトミックを多用している。

写真撮影:池上直哉

『フランシス・ダンス・コンサート』
上演年:1983年
後援:在日米国大使館、在米ジャパンソサエティ
上演場所:東京(プロデューサー:マリカ)
     土浦(プロデューサー:山口恵子)
     横浜(プロデューサー:池谷フジエ)

『フランシス・ダンス・コンサート』vol.1収録ダンス:
『ジャズ・ミッション』
『ワイド・ビリー』
『ミッション・インパッシブル』
『TAP ピピン』
『シング・シング・シング』
『愛の代償』

出演者:
大塚洋子(元宝塚歌劇団員)
小池啓司(元モーリス・ベジャール舞踊団員)他大勢
日本各地のルイジの直接間接の弟子、レギュラー:30名
炎のランナーのエキストラダンサー:40名(土浦&横浜)
オリジナル振付:ルイジ
ダンス指導:フランシス・ローチ
総合プロデュース:マリカ

『フランシス・ダンス・コンサート』vol.3 & 4 近日出版予定

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