著者:BIG JOHN
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日々の仕事のストレス解消として、日本の野球やJリーグばかりでなく、週末のプレミアリーグやブンデスリーグ、セリアAなどヨーロッパのサッカーをフォローすることが楽しみになっているひとも多いのではないでしょうか。
また、平日のUEFAチャンピオンズリーグを、出勤前の早朝からテレビ観戦して、「寝不足だぁ」とボヤいているサッカーファンも多いでしょう。
海外サッカーの試合を見ていると、その国のサッカーに対する文化や国民性もうかがい知れて、とても楽しむことができますが、試合がおこなわれているスタジアムを包む雰囲気と、そのスタジアムのある街の醸しだすサッカー文化までもが伝わってきて熱狂させられます。
そんな熱狂をつくり出すスタジアムのある街にとても魅かれて、「そうだ、スタジアムにいってみよう」と、サッカーをもうひとつ別の面から、ファンとして楽しんでみてはどうかと思いつき、スタジアムを巡る旅へのモチベーションが湧き上がってきました。
サポートチームの試合結果や、スタープレーヤーのスーパープレー、お気に入りのコーチの戦術や試合のスタッツを、同じサッカーファンの友人たちと、ビール片手に熱く語り合うのも、サッカーの愉しみ方のひとつですが、実際にヨーロッパで試合が行われているスタジアムとその街を訪れることで、あの時のあのプレーに思いを馳せたり、同じ場所で選手やサポーターになった気になってみるのも、もうひとつのサッカーの楽しみ方なのかも知れないと思ったのです。
会社員の旅行という性格上、スケジュールや予算が限られているので、熱狂的なサポーターのように、ビッグマッチの観戦に合わせてスタジアムに駆け付けたりすることは難しいので、現実的には試合が組まれていない日に訪れることにになるかもしれませんが、それでもスタジアムを巡る旅は、サッカーファンにとって、聖地への巡礼のようにも感じられ、とてもワクワクします。
ひとりのサッカーファンの普通の社会人が実際に行ってみた、ハワイの癒しやローマの世界遺産を堪能する旅とはひと味違う、ただ単にヨーロッパのサッカースタジアムを巡る旅の随筆を、書いていきたいと思います。
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