著者:増田能子
ページ数:35
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ある会社に入社5年目、同期の二十歳代男性社員が3人いました。
A君は、順調にパソコンを使いこなし素早く目の前の仕事をやりこなしていました。
B君は、人当たりが良く、職場でのムードメーカーとして皆から親しまれていました。
C君は、不器用で仕事の覚えが悪く、成果を上げられずに悩んでいました。
ある時、上司からある会に参加をするように言われます。
その出来事が3人のビジネス人生を大きく分けることになるとは・・・
あなたはこの3人の中で誰が一番出世したと思いますか?
直属の上司から「君は、ゴルフ出来るだろう?急だけど明日、取引先の○○社長とゴルフだけれど急用が出来て行けなくなったから代わりに行ってくれるかな?」
っと、言われて次の日、緊張しながら粗相が無いようにゴルフを楽しみました。
後日、上司に呼び出され、「何か失礼なことをしてしまったのだろうか」不安な気持ちがありながら上司のところに向かいました。
「○○社長が大変喜んで君の事を気に入ってくれたみたいだ。君のマナーの良さに驚いていたよ。また誘いがあった時もよろしく頼むぞ!」
っと、何年かこんなことが続き、ゴルフがきっかけで普通なら出会えない人たちにもご縁をいただけたり、いろんな場所にも連れて行ってもらったり、可愛がってくれました。気づいた時には同期の中で一番出世をしていました。
出世していたのは、「成果を上げられずに悩んでいたC君」でした。
A君、B君、C君、3人の間には「決定的な違い」がありました。
C君は小学生の頃からゴルフをしていて高校、大学と推薦で入り目立った成績はないものの毎日真面目に練習を取り組む日々だったので社会人になってからパソコンや機械類を触り始めたのです。
小さい頃からゴルフさせてくれた両親に感謝してチャンスをくれた上司にも可愛がられています。
今では慣れないパソコンや機械類も覚え仕事も順調にこなせるようになりました。
これは私のレッスンしていた息子さんの経験した実話です。
「日常業務ができること」と「出世」はイコールではないことを知らされました。
数あるスポーツの中でも、同じ空間で経営者との趣味のゴルフをして、
共通の話題をする機会を与えられ、会社の業績を上げることができるゴルフって不思議だと思いませんか。
この本ではゴルフでビジネスチャンスを掴む!人生を成功させる秘訣をお伝えします。
◆もくじ◆
はじめに
第一章 ゴルフでビジネスチャンスを成功させるカギ
1・ゴルフがうまくなくても大丈夫
2・ゴルフはビジネスでの人間関係の縮図です
3・相手の心の扉を開く3つの鍵
4・ビジネスで差がつくゴルフの基本
第二章 マナー編 前日の準備と心構え
マナー01 ラウンドするコースを事前に知っておく
マナー02 ゴルフ場付近の天気予報を調べておきましょう
マナー03 ゴルフ場までの経路や時間を調べておきましょう
マナー04 クラブ・ボール・グローブのチェックは忘れずに
マナー05 キャディーバッグにはネームプレートを付けておきましょう
マナー06 ゴルフクラブはいつでも綺麗に!
マナー07 ゴルフ終了後の着替えも用意しておきましょう
マナー08 睡眠と朝食はしっかり取っておきましょう
マナー09 1時間前にはゴルフ場に到着しておきましょう
マナー10 もう一度持ち物確認!
第三章 マナー編 クラブハウス到着からスタートまで
マナー11 クラブハウスに入る前にはジャケットを着用
マナー12 クラブハウスに入ったら挨拶をしてフロントでゲスト名簿に名前を記入
マナー13 受付した後はロッカー室へ
マナー14 クラブハウスの洗面所は綺麗に使いましょう
マナー15 スタート室に早めに行ってスタート前の最終確認しましょう
第四章 マナー編 ラウンド中
マナー16 スタートする前にボール確認
マナー17 ティーイングエリアでの素振りは周りに注意
マナー18 スコアカードには同伴者の名前とスコアを記入
マナー19 ヘッドカバーはなるべく装着
マナー20 1番のティーショットする前の挨拶は印象が上がります
マナー21 人が打つ時は視界に入らないように注意
マナー22 カートに乗る場所にもマナーがある
マナー23 同伴者のいいショットには声がけを
マナー24 基本的に打つ順番はグリーンから遠い人から
マナー25 同伴者のボールの落ち場所を見ておきましょう
マナー26 ボールが曲がって隣のホールに行った時は声がけをする
マナー27 コースの芝は大切に
マナー28 グリーンはゴルフ場の中で一番神聖な場所大切に
マナー29 カップ回りギリギリは踏まない
マナー30 ラウンド終了後にも同伴者の人には「ありがとうございました。」の挨拶を
マナー31 ラウンド終了後はシューズを綺麗に
マナー32 ラウンド後は着替えましょう
第五章 マナー編 常にプレーファーストを心がける(迷惑行動をしない)
マナー33 打つ前の素振りは1~2回まで
マナー34 カートから離れるときは2~3本クラブを持って行こう
マナー35 ショットを打つ順番は状況見ながら臨機応変に
マナー36 ボールの落下地点が怪しい時は暫定球を打つのか同伴者に聞きましょう
マナー37 林やフェアウエイバンカーに入った時はクラブを何本か持って行こう
マナー38 バンカーに入る前にバンカーレーキを準備しておこう
マナー39 グリーン周りに来たら寄せるより乗せる
マナー40 パターで強く打ちすぎない
マナー41 ホールアウトした後は速やかにグリーンを出ましょう
マナー42 ゴルフ終了後
マナー43 ゴルフが終わって帰るときはフロントで清算
マナー44 帰る時にも一緒にラウンドした同伴者に挨拶はしておきましょう
第六章 マナー編 仕事に繋がるアフターフォロー
マナー45 前日、ゴルフを一緒にできたことのお礼を伝えましょう
おまけ マナー編 ラウンド中の会話
マナー46 話しかけるタイミングがある
マナー47 あなたから話しかけるようにしましょう
マナー48 あなたの仕事に繋がるようビジョンを語れるようにする
プロフィール
増田能子(プロゴルファー)
香川県高松市出身。父と兄二人がプロゴルファーという家系で育つ。
ゴルフが日常とともにある環境で育つ。
父からの強い勧めはあったが、のらりくらりと避け続けていた。
高校卒業後、自宅の練習場でしかクラブを振ったことがないような、ほぼゴルフ経験ゼロの状態から本格的に取り組み、3年でプロテストに合格。
21歳でプロデビュー。
トーナメント参加時は日々の成績に必死で楽しむ余裕はなかった。
ゴルフを通していろんな方と出会い、ご縁を頂けるという経験からゴルフの本当の魅力に気づかされた。
現在は、プロゴルファーとして、香川、東京をメインに各県でパーソナルレッスンを行なっている。
高齢者から子どもまでゴルフの楽しさを伝えるために、スナッグゴルフの普及活動で香川県内の小学校にスクールセットを寄贈しながら香川県で大会を主催している。
企業の中でのゴルフ部の立ち上げをサポートした経験から、ビジネスにゴルフを使うのはとても効率的であるということが分かり、仕事に繋がるゴルフレッスンを行なっている。
ゴルフを通じて、全ての人に人生の豊かさを感じてもらいたいと思って活動している。
資格
日本女子プロゴルフ協会 プロフェッショナル会員
ティーチング資格 A級
ビジネスゴルフトレーナ・ゴルフオーバーホール理論トレーナ
女性リーダー・コーチングアカデミー 4期生
シリーズ一覧
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