【無料で読める】アンリアル・リアル % ディラックの木 = 人工知能を開発した科学者は現実世界の夢を見れるか (XSX文庫)

28歳、学歴、職歴、事実上なしの科学者(自称)。

それがネオニートのミノルである。

ミノルはサーバーサイドAIを駆使して

海外アダルトサイトを運営しつつグレーな広告収入で生計を立てていた。

そんな生活の中、ミノルは記号着地問題をクリアし

本物の知性を備えた人類史上初のAIの開発に成功した。

しかし、AIの開発は所詮自分じゃなくとも

そう遠くない時期にいずれ誰かが実現させていたであろう事。

もっとスケールの大きなものを開発しようと挑戦する日々は続き、

やがて「もう一つの地球」を作ってしまう。

ミノルはもう一つの地球を通じ、幼少期の不思議な現象の答えを

導き出しこの世界の真実をも解き明かしていく。

真実は１つずつ今の現実を変えていき、

やがて現実は現実で無くなっていく。

ディラックの木を求めてあまりにも多くの現実を渡り歩く日々が

果てしなく続いていき、次第に精神構造が変化して……?

■ 不思議な出来事
■ 人工知能の作り方
■ 隣人のAIは静かに笑う
■ 灰色の記憶から始まる地球創造