著者:緒方あきら
ページ数:181

¥644¥0

内容紹介
微かな違和感を辿った先に見えた「怪」と「恐怖」!

牛舎の脇に放置された車の下から乳児の腕がぷらんと生えている。
覗く度に数は増えて…(「車の下の腕」より)

元ホスト、薬の売人、デリヘル嬢、テレビ局AD、植木職人、コスプレーヤーにSE…。
人に会うたび、怪を訊く。そこで掴んだか細き糸を手繰り寄せ、闇に沈んだ糸先に在るものに目を凝らす。本書はそうした丹念な作業のもと綴られた実話怪談である。
●栃木の山中の廃墟探検。そこで起きた悪夢の一部始終…「廃村旅行」
●娘が描く父の絵には角が生えている。父には心当たりが…「パパの似顔絵」
●散歩中に見かける牛舎の脇の車。車体の下から漏れる光に誘われ覗き込むと、乳児の腕が…「車の下の腕」
他、公募実話怪談大会「怪談マンスリーコンテスト」で頭角を現した新星が綴る万華鏡の如き全47話!

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