著者:ひぐま
ページ数:261

¥990¥0

本書は、私がシステムエンジニア時代に習得した知識や、ユーザー企業側でシステムを発注した際に気が付いた点を体系的に整理した、システム開発の上流工程(要件定義・システム設計)の入門書となります。
また、上流工程を進めるにあたり必要なプロジェクトマネジメントのスキルもご紹介します。
若手エンジニアはもちろん、情報システム部などのシステムの発注側の方もどのような観点でレビューすれば良いか参考にしていただけると幸いです。

私はこれまで多くのシステム導入に関わってきました。
中には意思疎通が取れず、いわゆる炎上PJも経験しました。
そのような経験から、上流工程に最も重要なものは「目的意識を合わせること」だと痛感しました。

システムを構築するベンダー側と、システムを利用するユーザー企業側では目的意識が異なります。
ここを理解しないまま進めてしまっては、開発終盤で課題が発覚し、大問題になります。

本書は、そのような事態を避けるために必要な、上流工程のポイントを簡潔にまとめた一冊となります。
DX(デジタルトランスフォーメーション)も話題となっている昨今では、ITの重要性は増すばかりです。
しかし、日本のIT活用は遅れていると思います。その1つの要因は、IT企業にIT人財が集中しすぎていることが考えられます。(日本は70%以上だが、諸外国は50%未満)
IT企業はビジネス要件(業務要件)に疎いことも多く、このままでは諸外国に後れを取ってしまうかもしれません。
IT企業の人財がユーザー企業に転職するということも1つの解決策かもしれませんが、私は、IT企業の方にもっとビジネス要件について意識して欲しいと考えております。

私は新卒でSIerと呼ばれるIT企業に就職しました。
様々なシステム導入プロジェクトを経験し、要件定義も何回も行ってきました。
また、画面やバッチ、帳票の実装などの下流工程も数多く携わってきました。
現在は転職して、ユーザー企業で、情報システム部ではなくビジネス部門で働いています。
ITベンダーでシステム導入、ベンダー企業(ビジネス部門)で実際に自分が使うシステムの発注を経験した私だからこそお伝えできることがあると思い、本書を執筆いたしました。 文章量としては少し物足りなく感じるかもしれませんが、重要なポイントのみ抜粋して詳しく解説していますので、最後まで読んでいただけると幸いです。
◆目次

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