著者:テラコアンテラ
ページ数:67
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ものごころがついた頃、私は自分の体より外にはみ出してる『線』なるものに興味津々で、指と指を近づけたり、遠ざけたりして、『線と線が交わらないゲーム』『線と線の境界線を見るゲーム』など、作っては一人遊びを楽しんでいました。
その私からはみ出した『線』は、とても不思議で、指と指を近づけるとすぐに交わったり『線』同士がくっついて境界線が無くなったり、なかなかはっきりした線と線の境目を見せてはくれません。
家にお客さんが来ようもんなら、そのお客さんの『線』が気になって気になって仕方ありません。「あの人の指の線はくっつくのかしら・・?」「境目を見ることはできるのかしら?」さりげなく膝に座らせてもらっては、まだ幼稚園くらいと小さいながらも検証したり・・今思えば、少し変わった子どもだったと思います。
ところがやってきたのです。 それは突然・・・・鶴の一声なる母の一声で、私は一瞬にして私の可視領域に制限がかかったのでした。 いつものように母の膝に座って指を近づけたり離したりしていつもの遊びをしている時でした。
『ねえ、お母さんは指と指の間の線、きれいに見ることできる?』『・・・・・? 線? 線なんかないよ。』『えーーーーっ。この回りにある薄い線だよ。』『薄い線? 無い無い。そんなのは無いよ。』『えーーーーっ。無いの?みんな無いの?』『みんな無いよ。誰も線なんか無いよ。』幼いながらすごく衝撃を受けたのを今でもはっきり覚えています。
その『無い』という一言・・によって一瞬で私から『線』が無くなってしまったのです。幼い私にとって母の言葉は、一瞬で『有る』から『無い』という現実に変えてしまうほどの大きな絶対的信頼だったのです。
その『線』をすっかり忘れ去っていた小学生2年生の頃、私は周りの人たちが考えてること、思っていることがわかってしまうという、少ししんどい思いを体験しています。その当時は、自分もわかっているということは、まわりのみんなも同じようにわかっていると思っていたので、『なんだか恥ずかしいよな。このシステムどうにかならないだろうか』なんてよく考えていました。
小中学生の間は、とても忘れられない強烈な体験をいくつかした・・・というか、させられたというのが正しいかもしれい。
オーラが視えていたこと。相手の考えていることと、その答えが瞬時にわかること。少し先の未来が映像となって視えていたこと。幾度も体外離脱させられたこと。パラレルへのジャンプ。宇宙を見せられたこと。挙げ句の果てには自分は魔法が使えるのではないか。それは今に紐解くための体験であり過程だったのです。
未来は自分で創造できる。今、すでに想像どおりの現実の中に私たちは生きている。スピリチュアルが世の中に浸透している昨今、本や講演などで読んだり聞いたりすることがあると思います。体験は、私の人生が完結するその時まで、私がこの世でこなすと決めてきたミッションのヒントとして、人生のスケールの中に組み込まれているのです。
生まれてきてから、経験や体験してきたこと一つ一つがミッションのヒントだなんて、なんだかとてもロマンを感じずにはいられません。私が過去世の自分と対話出来るようになるまで、たくさんの経験、体験をしました。まだ子どもが小さかった頃、興味本位でお悩みの相談を聞いている時がありました。相手の顔を見た瞬間に質問と答えがわかるのが楽しくて、相談される方も元気になるのが嬉しかったのです。ところが、いつしか私の身体、家族、家計にまで影響が及ぼし始めたのです。その八方塞がりの全てが泥沼に浸かった状態の時、ある一人のおじさんとの出会いが私の人生を大きく変えます。おじさんは私にとって生涯のメンターとなりました。『泣くな!同志よ!』その声を今でも、時折思い出します。今回の書籍では過去世の自分から、今の自分へのメッセージを執筆しています。 ほとんどの人は幾度も輪廻転生を繰り返しています。魂は死なない。永遠なのです。ですが肉体は滅びていきます。死を通り越してまた転生するのです。そしてまた死に向かい、通り越しては転生する、ほとんどの人はそれを繰り返します。そしてその転生するときに、記憶の湖のようなところ、記憶の庫のようなところから、いく人かの人生の部分的な記憶をいくつか掴んでくる。私にとって、前世、過去世とはそんなイメージです。私が前世リーディングをするきっかけになったのは、自分が視えている映像が『動いている・・』ということに気づいたこと。ただ気づいた。それが始まりとなったのです。
目次
第1章 ふとした『疑問』
第2章 気づかなかった『当たり前』
第3章 甦えるヒント『過去』
第4章 繋がっていく『過去』
第5章 初めてのメッセージ
第6章 素っ裸の彼
第7章 変化の瞬間
第8章 究極のメッセージ
第9章 思考と感情の癖
第10章 スピリチュアルの正体
第11章 偶然の意味
第12章 最強の魔法
第13章 最強の魔法の使い方
第14章 アトラクションを乗り換える勇気
第15章 望む現実を生きる4つのステップ
第16章 乗っていたアトラクションは?
〈著者プロフィール〉
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