著者:ギター・マガジン編集部
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【特集】Char
初期三部作とそれに連なる最新アルバム
Charのデビュー・アルバム『Char』(1976年)、2nd『Char Ⅱ have a wine』(1977年)、3rd『THRILL』(1978年)の三作は、日本のギター史に輝く大名盤である一方、現代ではシティ・ポップという新たな価値観でも語られている。これはなかなか興味深い現象だ。さらに、オリジナル・アルバムとしては16年ぶりとなる最新作『Fret to Fret』はその三部作に連なる4枚目という位置付けだという。今なお我々を惹きつける初期三部作と、新作で見せた揺るぎない“Char節”の魅力とは?
■日本のギター名盤がカッティングというお洒落な事実。
■初期三部作を奏でたギターたち。
■『Char』が生まれた時代。世界と日本の音楽事情。
■サウンド考察1:三部作のクロスオーバー感覚。
■サウンド考察2:三部作の歌謡曲成分。
■サウンド考察3:シティ・ポップから見たChar三部作
■INTERVIEW 1:日本屈指のギター名盤、『Char』の圧倒的バンド感。
■INTERVIEW 2:『Char Ⅱ have a wine』でさらに深まる洒脱なセンス。
■INTERVIEW 3:多忙なアイドル期に生まれた『THRILL』の音楽的冒険。
■INTERVIEW 4:新作『Fret to Fret』と揺るぎない“Char節”。
■『Fret to Fret』のギター・ソロ2選
■特別寄稿:布袋寅泰
■ジョニ・ミッチェル『Blue』のアコギで感じる秋の訪れ
ジョニ・ミッチェルが1971年にリリースした4thアルバム、『Blue』。みずみずしいジョニのボーカルと、アコースティック・ギター、ダルシマー、ピアノなどの楽器から成り立つシンプルな楽曲が全10曲収録されている。昨年発表されたローリング・ストーン誌が選ぶ“500 Greatest Albums of All Time”では、ビートルズやスティーヴィー・ワンダーなどのそうそうたる名盤を抑え3位にランクイン。今年で発売から50年を迎えるが、その輝きは失われることはなく、音楽史の中で光り続ける重要作品と言えるだろう。今回、この大名盤のアコースティック・ギターに焦点を当ててみた。ジョニのほかにジェイムス・テイラーとスティーヴン・スティルスがギタリストとして参加しており、聴きどころが満載である。ぜひ秋の夜長に、この特集を読みながら『Blue』のギターを聴いてみてほしい。
■ドリアン・スケール徹底強化 アドリブ力向上のためのテーマ別フレーズ集!
今月の奏法企画は、ジャズやブルースのほか、ロックでも汎用性の高い“ドリアン・スケール”。メジャーやマイナー、ペンタを使ったアドリブはできるけど、ドリアンなどのモードには実践的な理解がないという方も多いのでは? そんなギター弾きを代表して新人ニッキーが立ち上がり、伝説のドリアン・トレーナー“Aドリアン”に教えを乞うことに。お洒落に弾きこなすための5つのシチュエーション別メニューやデイリー・エクササイズまで、徹底的に仕込んでくれるぞ。果たしてニッキーは、Aドリアンの鬼トレーニングですべてのラウンドを勝ち抜くことができるのか!?
■フェンダー・プレイヤー・プラス
今秋、フェンダーから未来の音楽を担う次世代プレイヤーに向けた新シリーズが発表された。その名は“Player Plus”。比較的リーズナブルだった全身の“Player”シリーズは、ステイホームで多くの人がギターを始める中、フェンダー・ブランドの製品を気軽に手に取るきっかけとなり、実に40万本以上のセールスを記録したという。その“Player”シリーズを、SNSを活用するデジタル世代プレイヤーに向けてより進化させたのが、この“Player Plus”シリーズというわけだ。“えっ、これがフェンダーなの!?”と叫ばずにはいられないスタイリッシュなカラーリングを施したモデルもラインナップされている。現代のプレイヤーのユニークな発想を刺激るすこと請け合いの本シリーズを紐解いてみよう。
■ゲームチェンジャー・オーディオ
洗練されたデザインとプレイヤーの創造力を刺激する独創的なサウンドで、ブランド創立から数年で世界から注目されるブランドへと成長を遂げたGamechanger Audio。シーンに新たな価値観を提示してみせたユニークな製品はどのように生み出されたのだろうか?革新性と狂気の知性を併せ持つ気鋭のエフェクター・ブランドの魅力を紐解いていこう。
■American Showster AS-57が体現する古き良きアメリカ
古き良き時代のクラシック・カー=1957年式シボレー・ベルエアに魅せられ、その憧れをギターの上で表現した稀有なギター・ブランドがかつて存在した。その名もアメリカン・ショウスター。AS-57と名付けられた彼らの代表モデルは決して広く知られた存在ではないが、一部に熱狂的なファンが存在するカルト的名器である。本特集ではAS-57を軸に、ロマンと情熱に溢れた彼らの歴史を紹介したい。
■PICK UP
・Fender Daiki Tsuneta Swinger
・トム・モレロ『イーヴィル・エンパイア』1996年
・松本隆が抱く原風景を彩った“風街”に息づくギタリストたち
■連載
・俺のボス/武田信幸(LITE)
・トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
・Galaxy to Galaxy 第0回:P-FUNK三羽ガラス
・横山健の続・Sweet Little Blues
・9mm滝のまたやっちゃいました~世界の滝工房から
■GM FINGER-BOARDS
・新連載! 崎山蒼志の“未知との遭遇”
・マーク・スピアー(クルアンビン)の「此処ではない何処かへ」
・Songster
・古今東西カッティング名手列伝
・まほガニの木材探訪
・ピクトグラムで愛でるギター・パフォーマンスの世界
・Pedal Dig 月報
・ジャキーン!~『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
・それゆけ!ギタマガ探偵曲
■NEW PRODUCTS REVIEW
FENDER/J MASCIS TELECASTER
ERNIE BALL MUSIC MAN/BFR LUKE III HH MAPLE TOP GRAPES OF WRATH
ZEMAITIS/MFG-AC-24 Natural
KING SNAKE/CURTIS DEEP BODY
MICHAEL KELLY GUITARS/CUSTOM COLLECTION 50 STRIPED EBONY
FREE THE TONE/SILKY GROOVE SG-1C
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