著者:福山佳純
ページ数:18

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20代という若さで自律神経失調症の一種である化学物質過敏症を発症しました。交通量の激しい道路やいろんな生活臭がある実家で発作のような咳がでてしまい生活することが困難となってしまいました。
そして職場でもたばこや制汗剤、柔軟剤などの香りでも同じような発作が出る為、仕事ができなくなり今では貯金を切り崩しながら生活をせざるを得ない状況となりました。

その後、自然環境が豊かな地へ引っ越し、体質改善を行いながら社会復帰を目指しています。
今後この病気を発症したことは不幸中の幸いと思えるような人生にするに環境や考え方、行動を変えてルーティン化し日々挑戦しています。

一章 ストレスは万病の根源
日々の当たり前の中に潜むストレスの原因は様々です。人間関係・ご近所・孤独・会話がない・空気など。
自分の原因となるものを見つけ出し、『ストレスとなる環境を変えましょう』

二章 万能薬の「幸せホルモン」
幸せホルモンと呼ばれる『セロトニン』は感情や気分のコントロールに大きな影響を与えストレス耐性にも繋がっていきます。
また、その『セロトニン』を合成しているのところは腸であり、適度な日光浴が必要です。日焼けに敏感な方は寝起きの時に朝日を浴びましょう。

三章 自分の声に耳を傾ける
日々の八百万の神々への挨拶などは『声を出す』ということだけでなく「自分の声を聞く」ということでもあります。
「おはよう。」「いただきます。」「ごちそうさまでした。」「いってきます。」「ただいま。」「おやすみなさい。」この幼少期から毎日のように当たり前に発し続けた言葉は、今思うと母とのコミュニケーションの時間でもありました。
また、幼少期には声の調子で体調の変化を母は気が付いてくれました。思春期には声の調子で悩みがあることなどに母は気が付いてくれました。

四章 西暦を超える「中医学」
『中医学を知る』ということは、普段の日常の生活の中で、金銭的に工面が難しい服薬以外にも実践出来ることが多くあります。
陰陽五行説というシンプルだからこそ奥深い理念が基礎となっていて、一人一人の体質に合わせた形でしっかり追及していくことから治療の方向性はどの人が診たててもほぼ同じになるといわれている中医学。

おわりに 日々繰り返す
マインドフルネス瞑想は、アメリカではれっきとした治療法の一つでもあり、ストレスが軽減する効果があると言われていることを調べていて知りました。
また集中力や認知力・雑多な考えが減ることにより副交感神経が優位になり「脳が変わる」とも言われているため、私の体質改善に効果があるのではないか?という、好意的な印象に調べることで変わっていきました。
日常生活においてもお布団や洗濯ものを取り込みながら「太陽の良い香りがするね!」と幸せな気分で言葉を発し、洗濯物をたたみ、その日の気分に合わせた健康茶やハーブティーを再びマインドフルネス瞑想をした後に味わいます。

なかなか現代人には難しい行動かもしれませんが、ストレスという目に見えないものから自分を守る為に必要な行動であると
私は信じています。この本を読まれて少しでも取り入れられることがあれば幸いです。

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