著者:サミュエルソン大竹
ページ数:65

¥399¥0

■本書の特徴
本書では、官能小説のプロ作家がとにかく具体的な【地の文の書き方】を解説します。
官能小説は外見や動作の描写がシビアに求められるジャンルであり、商業作家がこだわる地の文における【描写のテクニック】を具体例とともに紹介する本となっています。
本書は【基礎編】【応用編】【実践編】の三段階に分けて具体的な地の文の描写テクニックを扱い、最終的には「普通に読めるのにどこか素人っぽい」例文を実際にプロが本格官能小説へと改稿する様子を紹介します。

■本書の対象者
・(官能)小説家になりたい方
・(官能)小説の地の文が膨らまない方
・(官能)小説の新人賞の上位選考に進めない方
などなど。美少女ノベルゲームの地の文や、一般文芸にもお役立ていただけるかと思います。

■著者より
「官能」とは「性的なこと」だと思っていませんか。実は違います。プロの官能小説家は、全年齢向けのシーンでさえ【地の文の描写力】を駆使して官能を演出することができます。
何度応募しても新人賞やコンテストの上位選考に進めない作品と、プロ作家の作品。両者で大きな差が開いている能力の一つに、【地の文の描写力】があります。最近では軽視されることも多い地の文ですが、実際、新人賞で選考を勝ち残れない作品はただ「性的な行為の説明」をしているだけで「官能的な描写」が不十分なのです。
色々なハウツー本を読んでも、「抽象的で実際に文章が上手くならない……」と感じている方にこそ手にとっていただきたい一冊です。

■目次
0 ご注意
1 はじめに
2 精神論
2.1 本を書くということ
2.2 小説投稿サイトとの付き合い方
2.3 現代の官能小説
2.4 コンテストを信じる
2.5 既刊本に目を通す
2.6 地の文と会話のバランス?
3 技術論 基礎編
3.1 地の文の視点について
3.2 その「そう言った」は必要か
3.3 類語に頼る
3.4 基本的な修辞技法
4 技術論 応用編
4.1 適切な比喩を使う
4.2 原因や理由には無生物主語が便利
4.3 体言止めでメリハリをつける
4.4 主語を省略して没入感を出す
4.5 五感表現を忘れない
4.6 形容詞の主観性と主観的な形容
5 技術論 実践編 ~性的でない官能~
6 おわりに

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