著者:海野恵一
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日本語は62ページ。英語の補足資料119ページ。
アジアの民主主義の歴史は浅い。シンガポールは専制国家だ。マレーシアも専制国家であったが、マハティールが首相になったので、民主主義国になるかもしれない。フィリピンは民主主義国家だが、ドゥテルテ大統領は専制的なリーダーだ。インドネシアは民主主義国家だが、その歴史は浅い。オーストラリアは民主主義国家だが、難民を迫害してきた。ベトナムは一党独裁の社会主義国家だが、資本主義国家だ。このように見ていくとアジアといってもその政治体制はバラバラで、ASEANにおいても、それぞれの政治体制が異なる。それでは何故彼らはうまく連携しているのだろうか。どのように信頼関係を築いているのだろうか。しかもこのアジアには今、ICT革命が近づいている。これからの10年はICT革命がアジア席巻するだろう。政治体制を凌駕して、国民の幸福とは何かを今あらためて問う時代が来る。アジアの最終的な政治体制は果たして民主主義なのだろうか。そういうことをわきまえた上で日本との関わりも含めて「民主主義」の議論をしてみたい。
目次
中国の覇権に巻き込まれる東南アジア
Feb 27th 2021
東南アジア程中国の影響力が大きいところはない。
西側と中国とのバランスを取るオーストラリア
中国贔屓のオーストラリア
国民が積極的に参加する民主主義国
正しいことは正しいという政治家による政治
複合企業体のような政府のシンガポール
指導者がしっかりしている世襲制専制国家
報道と発言の自由が制限されているが、安定した政治
日本軍によるシンガポール大虐殺
多宗教、他民族、多言語、多文化とマハティールのマレーシア
信じられないようだが、93才のマハティールの復活
マハティールの言葉
1MDBのファンドのとんでもない横領
冤罪に耐え抜いた不屈のアンワール・イブラヒム
麻薬と財閥と戦うドゥテルテ大統領のフィリピン
男伊達のドゥテルテ大統領
フィリピン経済を革命的に救済するBPOとRPA
独立以来、財閥が支配する寡頭政治
ドゥテルテの発言
ドゥテルテの麻薬撲滅とアメリカ批判
貧困ライン以下が4分の1もいる貧富の格差
1899年アメリカの残虐極まりない侵略
日本軍によるバターン死の行進
ベトナム戦争に勝ったという威信を持ったベトナム
アメリカとも中国とも協調する一党独裁の社会主義国
先端農業を積極的に導入している安定した経済
一人あたり数百個の爆弾が落とされたベトナム戦争
中国を好きではないが、中国と協調するビジネス
農業ではあるが、大規模生産を行う製造業
ダラット市の農業Nguyen Huu Tienの話
2億5千万人と17,000の島とジョコ・ウィドドのインドネシア
財閥の出身でないジョコ・ウィドド
ジョコウィドドへのインタビュー
華人粛清のインドネシアの歴史
インドネシアの経済を支配する華人と中国企業
中途半端でない貧富の格差
17,000と言うとんでもない数の島嶼
日本と最も親密な関係を持っている台湾
歴史は浅いが、安定した民主主義
政府による弾圧がなかったひまわり学生運動
中国との一体となった経済連携とアメリカの独立国扱いによるアンバランス
日本との親密な関係
Aug 5th 2020
李登輝は死んでもなお、台湾のアイデンティティの方向づけをしている。
Oct 10th 2020
台湾の防衛はだんだん費用がかさみ危険になってきた。
May 1st 2021
地球上で最も危険な場所
May 1st 2021
増大する中国の軍隊の自信は台湾を危険に陥れている。
Feb 20th 2021
中国は宿命的な選択に直面している。特に台湾で。
国王が支持する軍事政権のタイ王国
国王から信頼されている軍事政権
農村に根強い信頼があるタクシン派のプアタイ党
日本軍が作った泰緬鉄道
中国がじわじわと支配し始めた香港
崩れかかっている一国二制度
徐々に香港を蝕む中国の影響
中国の圧力に屈した雨傘革命
とんでもなく高い土地の値段
香港とは全く違うマカオ
May 22nd 2020
中国は香港を標的にする。しかしその成長を放棄する。
May 28th 2020
中国は香港に恐怖による支配を始めた
Jun 6th 2020
香港はグローバルファイナンシャルセンターを維持できるのか。
Jul 30th 2020
多くの香港人は移住を考えている。
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