著者:横須賀輝尚
ページ数:58

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前提はそろった。

士業は当然に、営業しなければならない。待っていては何も起きない。私はこれまで、2000名を超える士業とともに、士業マーケティング手法を確立してきた。

まずはオンラインマーケティング。ランディングページを制作し、リスティング広告を出す。鉄板中の鉄板営業。これは当たる。次がアナログなマーケティング。士業への依頼は重要な案件。安ければ、士業ならば誰でもいいってわけじゃない。だから、士業を探すときはまず、知り合いを当たることが多い。だから、人に会うというのは地道な営業。これも継続すれば結果が出る。これに加えて、セミナーによるマーケティング、広告戦略、ダイレクトメール。このあたりが2000名、そして15余年における士業マーケティングの研究成果だ。

ところが、2020年。コロナ禍によってこの様相が大きく変わった。当然アナログな営業はできないし、リアルセミナーも開催不可能。士業はマーケティング手法を見直さなくてはならなくなった。

おっと。勘違いしてほしくないので先に伝えておくけれど、本書は「コロナ禍の営業」を説いたものでも、「アフターコロナ」のマーケティングを解説したものじゃない。もちろん、コロナ禍によって、我々士業のマーケティングは変化せざるを得ない状況にはある。しかし、もっとも重要なのは、コロナ禍に隠れていま、「分岐点」が来ているということだ。

「もう、資格だけでは食べていけない」2011年、東日本大震災が起きた直後、同タイトルの書籍を出版した。これは、資格を持っているだけではダメだ。創意工夫が必要だという意味で書いたものなのだけれど、まさにいま、資格だけでは食べていけない分岐点に来ている。

この「資格だけでは食べていけない」の当時の意味は、「士業の業務・顧問を獲得するには、営業の創意工夫が要る」という意味だったのは前述のとおり。でも、いまは違う。いまは「士業の業務・顧問を一義的なフロントエンドサービスと考えることができなくなる」という意味に近い。

意味がわかるだろうか?士業の業務はもちろん世の中には無数にある。でも、マーケティングによって業務、顧問が取れなくなる時期が来るってわけ。コロナ禍によって、あらゆる業種業界が、オンライン化を求められた。士業も例外じゃない。つまり、これからは大手法人も含めて、みんなオンラインマーケティングに広告参入してくる時代が来るということだ。

だから、これまでの士業マーケティング指南書は、すべて役に立たなくなる。人脈をつくろうったって、人に会えない。ネット広告だって言われたって、毎月数十万、百数万円の広告費をコンスタントに出せるのかといえば、個人事務所ではまず不可能。要は、近い将来。士業の広告、特にオンラインマーケティングは体力があるところのひとり勝ちになる可能性が強い。

では、もう個人事務所は諦めるしかないのか?

もちろん、私がこうして書籍を書き下ろすのだから、手段は残されている。それが、本書で解説する「完全無欠のコンテンツマーケティング」だ。あなたを広告によって知ってもらうのではなく、コンテンツを通じて知ってもらう。マネタイズする。そういう方法を本書では解説している。

おそらく、頭の固い人にはついてこれない内容だと思う。でも、あなたがほかの士業と違って、自分で考える頭を持ち、素直に実践し、勇気を持って行動に移せば、5年後も10年後も「プロ士業」として存続することができるだろう。

「それで、いくら稼げるの?」なんて声もあるだろう。このやり方をきちんとやれば、年商1000万円くらいは通過点。できれば、3000万円、5000万円と飛躍し続けてほしい。そのために必要なものは、すべて本書に書いてある。

では、そろそろ準備は良いだろうか?
懐かしくも新しい、「プロ士業」のための「完全無欠のコンテンツマーケティング」の世界へ、いざ。

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