著者:白辺 陽
ページ数:179
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しかしながら、DeFiについては投資先としての人気が過熱していることから、「すぐに儲けられる」、「今すぐ始めよう」といった広告のような解説記事が多くなっています。
一方で、イールドファーミング、流動性マイニングといった専門用語を調べようとすると、専門家向けの難解な解説しか見つからず、理解することが難しい記事が多いという印象です。
本書では、DeFiが本質的にどのようなものかを知りたいという読者の方に向けて、サービスの仕組み、実際のサービス例、過去に発生した事件、DeFiを構成する技術、規制当局による取り組みなど、様々な観点から実例をふんだんに使い、徹底的に分かりやすく説明します。
DeFiを一言で説明するならば、「仮想通貨自体に埋め込まれたプログラムで完全自動実行される無人の金融サービス」 というイメージですが、その仕組みはかなり複雑です。本書では、順を追ってご理解いただけるように、次の構成で説明します。
————- 目次 ————-
1 DeFiの概要
DeFiとは
DeFiの市場規模
2 DeFiの主要サービス
レンディング
DEX(分散型取引所)
(用語) AMM (Automated Market Maker)
流動性マイニング(Liquidity Mining)
(用語)インパーマネントロス
イールドファーミング(Yield Farming)
ステーキング
(用語) PoWとPoS
予測市場
ガバナンストークン
3 DeFiのリスクと過去発生事件
DeFiとCeFI
リスク① サービス自体の失敗、中止
(事例)YAMトークン(2020年8月)
(事例)Hotdog(2020年9月)
リスク② ポンジスキーム
(事例)TITANの暴落(2021年6月)
リスク③ ラグプル
(事例)Turtledexのラグプル(2021年3月)
リスク④ 連鎖的な価値低下
(事例)MakerDAOの流動性低下(2020年3月)
リスク⑤ 資産の凍結
(事例)ステーブルコインUSDCへの凍結措置(2020年7月)
リスク⑥ プログラムのバグ
(事例)ForceDAOのハッキング被害(2021年4月)
リスク⑦ フラッシュローン
(事例)bZx等でのフラッシュローン取引 (2020年2月)
リスク⑦ 操作ミスによる損失
(事例)数値入力箇所の誤りによる損失(2020年11月)
4 DeFiの歴史と技術
ブロックチェーン
イーサリアム
スマートコントラクト
ERC-20
MakerDAO
DeFiの発展
5 DeFiへの規制の動き
金融庁の動き
日本銀行の動き
米国の規制当局の動き
あとがき
シリーズ一覧
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