著者:Mushiqubo
¥300¥0

<概要>
本書は、Mushiquboのペンネームで制作した11冊目の写真集です。今回は、2005年から2011年にかけて撮影した、横浜の風景のカラーリバーサルフィルムから、前作[写真集 晩秋の湿原−尾瀬・平ヶ岳・南会津−(PhotoBook Late Autumn Marsh Dyed with Golden Leaves -Oze, Mt. Hiragatake and Minamiaizu in Japan- Digitized Film Photos)]と同様に、高画素のデジタルカメラでデジタル化をした写真を使用しました。

横浜の海沿いのエリアは、みなとみらい21地区を中心に、近年大きく変貌を遂げています。ビジネスや居住地に加え観光地としての性格も持っており、国内外から多くの人たちが訪れています。

長く横浜に住んでいて、このエリアを時々訪れていましたが、少しずつ変わっていく姿は、なかなかその変化には気がつかないものです。ある時、大きく変わった姿を見て驚くことも少なくありません。また、こうして写真に撮影したものを、後日あらためて眺めてみると、その変化の意外な大きさに驚きを覚えます。

本書は、3つのPartから構成されています。

Part 1では、JR桜木町駅から汽車道を通って、海の方へ向かうルートを取り上げています。桜木町駅の近くには、帆船日本丸が展示されていて、年に数回ボランティアによる総帆展帆が行われています。海沿いにある赤レンガ倉庫は、近年商業施設として大きく変わり、さまざまなイベントが開かれています。その少し先の象の鼻パークから大さん橋の方へ向かうエリアには、今はもう姿を消してしまったクレーンや古い港の風景を見ることができます。

Part 2では、山手のエリアを訪れます。このあたりは古くからの住宅地なのですが、外国人の居住区があったり、横浜の歴史的建築物が数多く保存されています。花の季節に行くと、丁寧に手入れをされた花壇に彩られた歴史的な建築物に出会うことができます。

Part 3は、有名な山下公園のエリアです。子どもの頃に幼稚園の遠足で行った記憶がありますが、氷川丸やマリンタワーなど、古くからの姿を今に留めているエリアでもあります。海に沿った大きな公園で、季節によってさまざまなイベントが開かれています。

最初に書きましたように、本書の写真はリバーサルフィルムをデジタルカメラで撮影してデジタル化したものです。写真を撮った当時は、デジタルカメラもそれほど進化していなくて、フィルムで撮った方が思うような写真が撮れると考えていました。しかし、現在のデジタルカメラで撮った画像と比べると、古さを感じないわけにはいきません。一方で、そこにはまたフィルム写真ならではの魅力も感じられます。必ずしも、明瞭で解像度が高い写真だけが良い写真、と言うわけでもないような気がしてくるから不思議です。横浜の古い風景も文化なら、フィルム写真もその歴史を記録した文化なのかもしれません。そういうものを大切に復元し残していくことも、これから少しずつ取り組んでいきたいと思っています。

<目次>
Part 1 未来の街へ −みなとみらい21
To the Future City – Minato Mirai 21
Part 2 歴史の風 −山手・元町
The Wind of History – Yamate and Motomachi
Part 3 光と海の戯れ −山下公園
Light Pouring into the Sea – Yamashita Park
おわりに
Author’s Note
撮影データ
Photographic Data

<経緯>
2000年から、日々の散策で撮影したネイチャーフォトを自身のウェブサイトで公開する活動を行なってきました。

2011年から、現在のウェブサイト「Mushiqubo’s Photo Gallery」で、ブログ風に短い文章を添えた様々な写真を発表しています。

2019年に、電子書籍での写真集の制作を始めました。2019年3月には、最初の写真集が、むしかご書房より発行されました。それ以来、写真集やフォトエッセイなどを、2〜4ヶ月ごとに出版しています。

2020年4月からは、「花ときどき虫」または「虫ときどき花」をテーマにして、Instagramでも作品を発表しています。

<特徴>
この写真集は、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットでもご覧いただくことを想定して、文章の文字をやや大きめにしてあります。

横構図の写真は、端末を横にすると幅いっぱいに大きく表示(見開き表示)されます。

縦位置で読み始めた方は、端末を回転させるタイミングを示すピクトグラムを目印にページを進めてください。

ずっと端末を横にしたままでご覧になりたいという方は、最初から横位置のままご覧いただくと、縦構図でも横構図でも端末の画面に応じて表示されます。

パソコンでご覧の方は、Kindleアプリの画面上部の「開いた本のようなアイコン」をクリックすると、縦画面、横画面の表示が切り替えられます。

電子書籍には、紙の本にはない特徴として論理目次(書籍の最初にある目次とは別に、リンクが設定されていて、Kindleアプリの機能でジャンプできる目次)があります。本書では全てのページの論理目次に、撮影内容や撮影場所を記載しました。ページ順にご覧いただいてもいいし、論理目次でお好きな場所にジャンプしてご覧いただくこともできます。なお、論理目次の末尾に1, 2, 3..とあるのは、同じ撮影場所を区別するために使用しています。

<著者紹介>
Mushiqubo(ペンネーム)、横浜市在住。

<著者(Mushiqubo)の既刊本>(新しいものから順に記載)
14. 写真集 晩秋の湿原−尾瀬・平ヶ岳・南会津−(PhotoBook Late Autumn Marsh Dyed with Golden Leaves -Oze, Mt. Hiragatake and Minamiaizu in Japan- Digitized Film Photos)(2021年9月)
13. 写真集 夏空の下の港街 函館(2021年7月)
12. 写真集 鉄路でめぐる春の九州(2021年3月)
11. 写真集 ねことすごせば(2021年1月)
10. フォトエッセイ 風と歩く愛媛の町並み−松山・砥部・内子・大洲−(2020年12月)
9. フォトエッセイ 光が彩る海の風景−天草−(2020年8月)
8. ォトエッセイ いぬと歩けば(2020年7月)
7. 写真集 川の流れと巡る横浜のサクラ(2020年3月)
6. 写真集 鎌倉紅葉散歩(2019年12月)
5. いぬとねこのちがい(イラスト:Mushipin)(2019年11月)
4. 写真集 秋の花鎌倉散歩(2019年9月)
3. 写真集 ハス花からめぐる季節の風景(2019年7月)
2. 写真集 鎌倉アジサイ散歩(2019年5月)
1. 写真集 鎌倉サクラ散歩(2019年3月)

<著者のウェブサイト>
Mushiqubo’s Photo Gallery (Mushiqubo Page)
検索サイトで”Mushiqubo‘s Photo Gallery”などと入力して見つけてください。なお、語尾は..kuboではなく..quboですので、ご注意ください。

<著者のInstagram>
ユーザーネーム:Mushiqubo
ほぼ1日1回のペースで、散歩の途中で見かけた季節の花や、日々新たな発見が得られる身近な昆虫の写真を掲載しています。

シリーズ一覧

  • 同シリーズの電子書籍はありませんでした。

 

  Kindle Unlimitedは、現在30日間無料体験キャンペーンを行っています!

この期間中は料金が980円→0円となるため、この記事で紹介している電子書籍は、すべてこのKindle Unlimited無料体験で読むことが可能です。

Kindle Unlimited 無料体験に登録する