著者:PCPマネジメント
ページ数:61

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この本を書こうとしたきっかけはとある中小企業から、「わが社の生産性を高めたい」と言われたことです。

私が生産性を高めたいと言われてふと思い出したことは、時短労働についてです。

近年、労働環境問題がよくニュースで取り上げられるようになりましたね。
私が社会人になった頃は、「これでもマシになったほう」などと言われつつ7:30~20:00くらいは働いていた気がします。
これでも、今の社会からしたら厳しいほうかもしれません。

「働き方改革」と言われるようになってから、4~5年ほど経つのでしょうか。
当時私はまだサラリーパーソンだったので、「早く帰れ」「残業するな」の一方的な“時短”に嫌気がさしていた記憶があります。

しかも、私のもといた会社は、FAXを1枚送るのに5分~10分は事務手続きに時間を取られるほど厳格なルールがある職場でした。

当時は「このようなルールはおかしい」と息巻いては、上司や先輩からクレイジーと言われていましたが、このルールのほうがよほどクレイジーだと思います。

愚痴が言いたいだけではなく、本当に伝えたいことは、このようなルールを見直さずに時短時短と言ったところで会社に浸透するわけがないということです。

なぜならば、業務量自体は変わらないからです。

にもかかわらず、無理に時短を推し進めると、従業員に余計な負荷をかけるだけで、何の成果も生みません。

しかし、時短の流れに乗ることは会社としてはmustと言えるでしょう。
ブラック企業と罵られることを避けるのは勿論のこと、効率的に時短ができる企業=生産性の高い企業だからです。

さらに、残業がなくなれば、従業員のプライベート時間に余裕ができ、趣味などを通してストレス発散をしたり、資格の勉強等にトライして会社に対して貢献をしてくれたりするかもしれません。

という訳で、これから “生産性”をテーマに書いていきます。
「わが社の生産性を高めたい」という夢を実現できるように、比較的簡単、にもかかわらず効果の高い施策を提案していきます。

FAXで仕事をしていた人間が生産性なんて、と思われるかもしれませんが、そこは、中小企業診断士としてこれまで学んできた知識の整理等を含めて書いていきますのでご安心ください。

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