著者:はなたびと
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このため、海外旅行好きには厳しい時代となりました。私が住んでいるカナダ、ケベック州も、状況は一向によくならず、2020年12月26日以降、再びロックダウンすることが決まっています。
クリスマスから新年にかけて、通常なら日本に一時帰国するのが通例でした。
でも、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、日本へ入国するすべての人に十四日間の自己隔離が要請されます。日本に実家がある私はともかく、夫はイギリス人で日本語も話せないとなると、うちの実家で二週間閉じ込めるのはかわいそう…ということで、一時帰国を諦めました。
夫の実家があるイギリスも、コロナの状況は日本よりもさらに悪く、こちらも十四日間の自己隔離が必須となります。それで、いずれにしてもあまり楽しめないということで、一時帰国のための渡航はあきらめました。
じゃあ、二週間のクリスマス休暇はどう過ごす?という話になったとき、夫はやはり旅行に行きたいというのです。
カナダ、ケベックはこの時期マイナス二十度を下回ることもあるくらいの極寒です。そんな寒い冬に自宅で二週間引きこもって休暇を過ごすのは嫌だと主張するのです。
しかし、すでにヨーロッパ連合はカナダからの旅行客の受け入れを拒否しており、カナダから行ける国は限られていました。休暇が二週間なので、入国後に十四日間の自己隔離義務がある国もダメです。そして、候補に挙がったのが、キューバとメキシコでした。
キューバはケベック州、モントリオールから飛行機で四時間の距離です。
しかも時差がないので時差ぼけで苦しむこともありません。ただ、個人旅行はまだ完全にオープンではないらしく、旅行するとしたらビーチリゾートのパッケージツアーで行くのが無難かもしれないということになりました。
私たちはいつも自由旅行で行くので、これまでパッケージツアーには参加したことがありません。
航空券とホテル、食事や飲み物がすべて込々になったパッケージで、カナダからの旅行先として人気の高いツアーです。ただ、やはり私たちにとっては自由に観光できにくいというのがネックになっており、夫は「囚人キャンプ」と称すくらいでした。
一方、メキシコは、コロナ状況はよくないにも関わらず、旅行者の受け入れは継続しており、自己隔離義務もありません。空港からレンタカーを借りて移動すれば、自由に観光できないこともない、という情報でした。
しかしながら、感染者数がとても大きいためリスクが高すぎるということで、今回は断念することにしました。
そして、キューバのリゾート、パッケージツアーヘの参加を決めたのです。
(本書は、2021年1月にブログへ投稿したものを書籍としてまとめたものです)
目次:
はじめに
準備編
キューバリゾートのパッケージツアー概要
キューバの医療とコロナ事情
オール・インクルーシブツアーにおける感染拡大予防
キューバの現地通貨と外国人通貨
出発前日
旅立ちの日
キューバ、バラデロ到着
ホテルへチェックイン
キューババカンス
プールとビーチ
宿泊客たち
夜のイベント
PCR検査結果
シュノーケリング
インターネット事情
アルコール飲料飲み放題
隣のリゾート「メモリーズ」で感染者四名
カナダ入国に際してPCR検査が義務化
帰国
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