著者:谷崎文音
ページ数:730

¥880¥0

《こちらの作品は5月15日以降「販売」のみとなります》
「彼」が縄を握ったのは、「彼女」を守るためだった。
かつての恋人といまの恋人。それぞれに向けるふたつの思いに挟まれた男がたどりつくのは茨の道か、それとも安息の地か。過去と未来が交差するヒューマン・ラブストーリー。

「イヴのめざめ」「蛇は密やかにそのときを待つ」に登場した緊縛師・渡海真幸(とかい まさき)。縄の受け手であり別れた恋人でもあるルイとともに向かった異国の地で、彼は緊縛師をやめることを決意する。しかしその矢先、突然目の前にあらわれた一人の日本人女性の一言がきっかけで、渡海は過去と緊縛師という仕事に向き合うことになった。過去の苦い思いに縛られた男と女のミステリアス・ラブロマンス【Eve】シリーズ第三作。
ウェブで人気を博した本編を大幅に改稿。

【書  籍】
・四六版
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二巻:https://amzn.to/3uNhA08
三巻:https://amzn.to/3sB03Wp
・文庫版
上巻:https://amzn.to/36cUDt9
中巻:https://amzn.to/3Ltu82J
下巻:https://amzn.to/3Jr9mik

【Eveシリーズ】
・イヴのめざめ
・蛇は秘やかにそのときを待つ

【かのこ×西条彩子×谷崎文音 コラボ企画】
・西条彩子著 追憶と未来の交わる場所で
・谷崎文音著 乳と蜜の流れるところ
・三穂かのこ著  飛べない鳥は夜に羽ばたく 

・作中にはストーリー上で欠かせない緊縛および性愛描写がございます。

【著者より】
これは官能小説ではなく男女の恋愛作品です。また主人公の成長物語でもあります。
緊縛といえば一般的には性的なもの・アブノーマルなものとして認識されています。しかし、日本を代表する緊縛師さんから話を伺った際「縄セラピー」という言葉を聞かされ、縛られることで充足感を得られるひともいるのだと知りました。そこで「イヴのめざめ」では、ヒロイン歩が感情を吐き出すトリガーとして、シリーズ二作目「蛇は秘やかにそのときを待つ」では、ヒロイン瑠衣が過去に思いを寄せる引き金として、三作目となる「乳と蜜の流れるところ」では束縛や執着、未練といったしがらみとして書かせて頂きました。いずれも性的な意味合いで緊縛を用いたものではないので、刺激的な内容をお求めの方には物足りないかもしれません。でも、こういう側面もあるのだと感じて頂ければ幸いです。

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