著者:Masashi
ページ数:57

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私は一般企業で技術開発を担当する、ごく普通の会社員です。

今の会社に新入社員として入社して14年。

精神的に追い込まれたこともありましたが、与えられたミッションに対して、精一杯取り組み、それなりに成果を上げてきました。

そんな私も30代後半になって、徐々に仕事を進める上での立場も変わり、一担当者からリーダーとして、メンバーを率いていくことが求められるようになりました。

その一方で、今までの仕事のやり方ではうまくいかないことが増えてくるようになりました。

メンバーに対しては、
「メンバーが動いてくれない。」
「指示をしてもその通りにやってくれない。」 
「自分でやった方が早い。」

そして上司に対しても、
「人の話を聞かない。自分の考えを押し付けてくる。」
「口だけで行動が伴っていない。」
「組織をもっと活性化したいのに、上司は何もしない。」

だんだんイライラが募り、周りに対しても批判的な意見や愚痴が増えるように…。
自分は一生懸命やっているのに、なんでなん…。
行き詰まりを感じていました。

それがちょうど1年前の20年9月。

そんなときに、トランジションマネジメントという自己変容したいメンバーが集まったコミュニティに出会い、そこで紹介頂いたのが「反応しない練習」という本でした。

この本は草薙龍瞬さんが書いた本で、一言で言うと、

「怒りや不安に対して、ムダに反応せず、正しく自分の心を理解することで、どんな悩みも解決できる」 というもの。

そしてコミュニティでは単に本を読んで終わりではなく、
本に書いてある内容を実践して、月に1回「お披露目の場」で
メンバーそれぞれの取り組み内容を共有しています。

そこでコミュニティの「仲間」、
そしていろいろな経験を積み重ねてこられた「師匠」から、
ホメホメや貴重なアドバイスを頂くことができます。

さらにStand FM(スタエフ)という音声SNSアプリを使って、事前に各自の取り組みを音声収録配信します。

各自の取り組み内容を聞いたうえで、当日のお披露目の場はディスカッションを中心に行う、いわゆる反転学習を行うなど、取り組み方も進化!

そのようにして、コミュニティメンバーとともに反応しない練習に継続して取り組んで1年がたちます。

本書は、この1年間で私が取り組んできた内容と、得られた知見を10のポイントにまとめました。

私が反応しない練習を実践する中での、心の葛藤が伝わるように、できるだけ具体的にありのままを書こうと心掛けました。

学生時代に国語が大嫌いで苦労した私なので、稚拙な文章もあるかと思いますが、ご容赦ください(笑)。

タイトルにもあるように、本書は勝手に私の上司(部長、以下Aさん)を超重要なポジションで登場させています。

Aさんには絶対に見せることができません。
いや、敢えて見せた方がいいかも(笑)!?

私がこの1年間の実践を通じて学んだことは、

自分が「快」になるか、「不快」になるかは、あくまで自分の捉え方次第。

相手を変える前に、自分を変える。

私はこの本に出会って、

仕事でイライラが減り、前よりもスムーズに仕事がすすむようになった!
日曜日のサザエさん症候群がなくなった!
日々の心のモヤモヤを妻や子供にぶつけることも少なくなった(はず)!

本書を読んで下さった方が、この内容をきっかけに仕事の悩みが解消され、普段の生活の中で少しでも「快」の時間が増えることを願っています。

目次
1 心の状態を言葉で確認する
2 相手の目を見る
3 自分が正しいと判断しない
4 自らの成長の機会と捉える
5 自分の資質を知る
6 感情をありのままに表現する
7 カラダの感覚を意識する
8 常に相手を新しい人と捉える
9 相手と同じ立場を経験する
10 相手を変える前に自分を変える

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