著者:松田達也
ページ数:58

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データベースをマニュアルや書籍に従って構築することは、さほど難しいことではありません。

難しいのは、システムの要件や特性に適したデータベースとなるように設計することです。

データベースが存在しないシステムは存在しない。

そう言い切ってしまっても良いほど、どんなシステムにも必ず存在し、そのシステムにとって重要なファクターとなっているのがデータベースです。

オンプレミスからクラウドへとインフラ基盤の在り方が変わろうと、今も昔も、データベース設計の良し悪しにより、システムの品質が決まる。そう言っても過言ではないでしょう。

データベース設計はいくつかの工程を踏みます。

本書では、論理データモデルのひとつである関係データモデル(関係モデル)の作成方法について、関係モデルを作成する上でポイントとなる「正規化」を中心に詳しく解説しています。

本書の対象者
ある程度のデータベースとシステム開発の基礎知識をお持ちの方を対象としております。

ただ、長たらしくならない程度に基本的な内容から順序立てて解説しており、データベースにそれ程詳しくない方でも無理なく読み進めていけるように心がけています。

また、拙著の「はじめてのデータベース設計-概念設計 E-R図作成編」からの続編となっており、そちらをご一読頂いていることを前提として執筆しております。

ただ、前書から章立ては独立しており、本書からでも無理なく読み進められるように構成しております。

データベース設計とはどのようなものか知りたい方、データベースの運用から設計へステップアップされたい方、これからデータベースを学んでいこうとされている方など、ぜひ、本書を通して、データベース設計についての理解を深めて頂ければ幸いです。

【目次】
はじめに
第1章 関係データモデル
 論理データモデルとは
 関係モデル
第2章 正規化
 正規化とは
  主キーの定義(情報の特定)
  データの一元管理(情報の分割)
 正規化の目的
 正規形の種類
 非正規形
 第1正規形
 第2正規形
  主キーと候補キー
  主キー
  候補キー
  完全関数従属と部分関数従属
   関数従属
   完全関数従属
   部分関数従属
  第2正規形とは
 第3正規形
  なぜ第2正規形ではダメなのか
  推移的関数従属とは
  推移的関数従属に関する補足
 ボイスコッド正規形
  自明な関数従属
  ボイスコッド正規形とは
  第3正規形ではなくボイスコッド正規形である表とは
  ボイスコッド正規形の問題点
第3章 あえて正規化しないデータベース
 データ更新を行わないもの
 データの履歴を残すもの
 性能を最重視するもの
おわりに

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