著者:黒谷知也
¥250 → ¥0
(漫画本文/計42p)
頭から紙が生えるというと、言葉遊びのようでややこしいので、ページが生えると表現することにする。羽千鳥もとりの頭皮は、生まれてずいぶん長い間なにも生えてこず、つるつるとしたままだった。しかし5歳2か月のときに、白く小さな突起物ができ、それがみるみる成長して文庫本くらいの大きさのページになった。――「ページの人」(18p)
模写したページを川に流す行事があり、頁流転と言われている。――「ページの船」(6p)
あなたの目から数珠繋ぎの文字が流れる。――「数珠の涙」(18p)
頭から紙が生えるというと、言葉遊びのようでややこしいので、ページが生えると表現することにする。羽千鳥もとりの頭皮は、生まれてずいぶん長い間なにも生えてこず、つるつるとしたままだった。しかし5歳2か月のときに、白く小さな突起物ができ、それがみるみる成長して文庫本くらいの大きさのページになった。――「ページの人」(18p)
模写したページを川に流す行事があり、頁流転と言われている。――「ページの船」(6p)
あなたの目から数珠繋ぎの文字が流れる。――「数珠の涙」(18p)
小説(画像による固定レイアウト)
マイクロノベル・20本
掌篇・短篇小説 計約15p
「黄金と白」「静謐の星」「写本」「明球」
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