著者:松田 詩依
ページ数:73

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行き遅れの凄腕女用心棒が後宮でたった一人の妃を演じることに。命を狙われている次期国王は十五歳の少年陛下でした。

次期国王は十五歳の少年陛下。彼の命を守るため、偽りの妃として空っぽの後宮に潜入します。

「暗殺を企てられている次期国王の命を守って欲しい」――二十一歳、行き遅れの女用心棒・董朱華に舞い込んだ依頼。朱華は偽りの妃として後宮入りするが、そこにいたのは存在を秘匿にされていた王子・劉紫雲(りゅうしうん)だった。彼は妃を娶る気は一切なく、妃候補を全て追い出して後宮は廃宮寸前になっていた。朱華は舞い込んだ依頼をこなせるのか。そして紫雲の命を狙う者の正体とは――。

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