著者:藤井 滋生
ページ数:122
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囲碁は将棋に比べて難しい、と感じる方は多いようです。確かに囲碁は、将棋よりも盤面が広い上にルールも少なく、自由度の高い奥が深い世界です。
囲碁の長い歴史の中で、その奥の深い世界を探究してきた先人たちは、「格言」という形で様々な言葉を残しました。
本書は、充実した対局をするために役立つ100の格言を選び、囲碁世界の探究の一助とするべく綴られた作品です。
初心者は入門書の次の一冊として、囲碁経験のある方は自らの囲碁を見直すきっかけとして、活用いただける内容となっています。
「目次]
はじめに
1「将棋は早馬の如く、碁は牛の如し」
2「勝敗(しょうはい)は時の運」
3「戦わずして勝つのが善の善なり」(孫子(そんし))
4「可(か)なるを見て進み、難(なん)なるを知って退(しりぞ)く」(呉子(ごし))
5「過(す)ぎたるは、なお及(およ)ばざるが如(ごと)し」(孔子(こうし))
6「まず根拠(こんきょ)、根拠第一」
7「先(さき)んずれば人を制(せい)す」
8「相手の急所(きゅうしょ)は味方の急所」
9「相手の実体(じったい)と隙(すき)を明白にし弱点(じゃくてん)を攻める」
10「味方の強い所では戦え」
〜〜〜
90「二子にして捨てよ」
91「亀(かめ)の甲(こう)六十目」
92「六死八活(ろくしはちかつ)」
93「隅では四死六活(よんしろくかつ)」
94「クシ型はダメが二個あれば生き」
95「板六(いたろく)は生き」
96「バカ八はセキ」
97「下手(へた)の考え休むに似たり」
98「定石は五分の別れ」
99「格言も時によりけり」
100「傍目八目(おかめはちもく)」「岡目(おかめ)八目」
謝辞
付図『囲碁用語100』
[出版社からのコメント]
私たちが日常で使用する言葉には、「岡目八目」など囲碁から出た言葉も多くあります。囲碁は、それだけ庶民の娯楽として日常生活に溶け込んでいたということです。相手を無視し、相手をせん滅して勝とうとする最近の娯楽とは異なり、囲碁は相手との調和の上に勝ちを得ようとすることろに魅力があると思います。盤面で人生を学ぶことのできる囲碁の様な娯楽は、そう多くはありません。
昔は縁側や大広間などで碁打ちに興じる姿をよく目にしましたが、盤を挟んで人生を語り合う様な楽しみ方を、本書を通じて多くの方に味わっていただければうれしく思います。
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