著者:成澤 紀夫
ページ数:553
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―この「奇跡のるつぼ」の島は、楽園ではなかった―
大地のうねりの中で生まれ、長い時を経て太平洋に浮かぶ美しい島ハワイ。多くの人を魅了するその精神、その歴史を、ピューリッツァー賞受賞作家ジェームズ・A・ミッチナーがいま深淵なるハワイの物語として描き出す。未踏の地に冒険したポリネシア人、宣教師として訪れ欧米の文化・風習を根付かせたアブナー・ヘールなど、ハワイの始まりと変容を豊かな想像力と確かな筆致で語る歴史「小説」の日本語化第1弾。
[目次]
1 果てしなき海より
2 太陽のラグーンより
3 貧しき農場より
原作者紹介
訳者紹介
[担当からのコメント]
多くの民族には世界の始まりと自分たちのルーツとなる神話を持っていますが、本書はハワイという世界について現代に新しく生まれた物語神話といえるかも知れません。ハワイの精神性に惹かれる方も、歴史的・地理的なハワイの世界に惹かれる方も、壮大で果てしないこの歴史物語を、ぜひ手に取ってお楽しみいただければ嬉しく思います。
[原作者紹介]
ジェームズ・A・ミッチナーは1907年ニューヨーク市に生まれ、ペンシルヴァニア州ドイルズタウンで育った。14歳で家出をして放浪生活に入った。その後の数年、様々な職を転々として積んだ経験が彼の人生教育に役立った。正規の教育の必要を感じ、スウォースモア大学に入学、優等で卒業した。大学院で《教え方を教える》コースに在籍の後、ある出版社の教科書出版部の副編集長をしていたが、第二次大戦を機に退職した。
ソロモン群島における海軍での経験から、『南太平洋の物語(1947年、ピュリッツァー賞受賞)』が生まれた。これは、ロジャース、ローガン、ハマースタインのトリオにより映画化され、ミュージカル《南太平洋》になった。その後自伝小説『春の火事』、『アジアの声』、『トコリの橋』、『サヨナラ』、版画物語『浮世』、『アンダウの橋』及び、A・グローヴ・デイとの共著『天国の悪漢』を出版。
[訳者紹介]
成澤 紀夫(なるさわ・のりお)
1937年 東京都に生まれる
1960年 東京外国語大学英米科卒業
1960~1964年 東京都立文京高等学校教諭
1964年 長野工業高等専門学校講師
1968~1970年 長野工業高等専門学校に在職のまま、
東西文化センターの奨学金によりハワイ大学大学院修士課程(英文学)に留学
現在、長野工業高等専門学校教授
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