著者:三浦 久
ページ数:192

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[商品について]
――サンフランシスコにある地域「ヘイト・アシュベリー」は、何の発祥の地として有名でしょうか。
1.ウーマン・リブ、2.ヒッピー、3.ベトナム反戦運動
正解は、本書「9 愛こそはすべて All You Need Is Love」をご覧ください。
60年代――その言葉には、その時代を生きた者にある種のノスタルジックな感慨を抱かせる響きがある。マーティン・ルーサー・キング・ジュニアやジョン・F・ケネディが歴史の舞台に立ち、ベトナム戦争が激化し、ウッドストックに若者が揺れた時代。この時代にぼくはカリフォルニアで人生を変える多くの人々と、そしてボブ・ディランの歌と出会った――。大学教授、翻訳家、フォークシンガーと様々な貌を持つ著者が、エキサイティングな変革のうねりの中を過ごした青春の空気を、名曲に閉じ込めて綴った自伝的エッセイ。

[目次]
プロローグ
1 風に吹かれて Blowin‘ in the Wind
2 トゥデイ Today
3 ウィ・シャル・オーヴァーカム We Shall Overcome
4 ミスター・タンブリンマン Mr. Tambourine Man
5 カラーズ Colours
6 明日は遠く Tomorrow Is a Long Time
7 転がる石のように Like a Rolling Stone
8 バラッド・イン・プレインD Ballad in Plain D
9 愛こそはすべて All You Need Is Love
10 人生の一日 A Day in the Life
11 ハティ・キャロルの淋しい死 The Lonesome Death of Hattie Carroll
12 時代は変わる The Times They Are A-Changin‘
13 スザンヌ Suzanne
14 サウンド・オブ・サイレンス The Sound of Silence
15 ザ・ラスト・シング・オン・マイ・マインド The Last Thing on My Mind
16 ボブ・ディランの夢 Bob Dylan‘s Dream
17 私は風の声を聞いた I Heard the Voice of the Wind
18 アイ・スルー・イット・オール・アウェイ I Threw It All Away
19 電線の上の一羽の鳥 Bird on the Wire
20 アイ・シャル・ビー・リリースト I Shall Be Released
エピローグ――1999
あとがき
【著者】

[担当からのコメント]
1960年代、わずか10年のこの時代は、カウンターカルチャーが世界を揺るがし、新たな価値観、新たな音楽が生まれた激動の時代でした。ベトナム戦争に揺れたアメリカ、学生運動が国を揺るがした日本、何れも若者のエネルギーが古い価値観や体制とぶつかり合い、そこに生まれた火花は、あるものは時代の中に消え、あるものは次の時代の火を起こしていきました。この60年代の残照に、あなたは何を感じるでしょうか。

【著者】
三浦久(みうら ひさし)

1945年千葉県市川市生まれ、長野県辰野町育ち。カリフォルニア大学サンタバーバラ校(宗教学)卒業、京都大学大学院修士課程(宗教学)修了。フォークシンガー、翻訳家。訳書に、ジョージ・ハードマン著『ボブ・ディラン/詩の研究』、ポール・ウイリアムズ著『ボブ・ディラン/一粒の砂にさえも』など。論文に「Bob Dylanの作品における宗教性:神秘主義と根本主義の間」「Like a Rolling Stone再考:A Glimpse through the Waste Land」「とうもろこし畑でつかまえて:Field of Dreams とBruce Springsteen」など。レコード・アルバムに『私は風の声を聞いた』『セカンド・ウインド』『メッセージ』『祈り』『九つの物語』など。ボブ・ディラン、レナード・コーエン、ブルース・スプリングスティーンの訳詞でも知られる。現在は、2021年3月、27歳のときから始まった英語教師としての仕事が終わり、先祖から引き継いだ畑を耕し、請われれば歌いにでかける生活を送っている。

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