【無料で読める】槙家というグローバリズム――福沢諭吉の思想を受け継ぎ世界に羽ばたいた一族の系譜（２２世紀アート）

［商品について］
――「防衛大学校の三恩人」には槙智雄と小泉信三の他にあと１人、元首相でもあった人物がいます。それは次の誰でしょうか。
１．吉田茂、２．鳩山一郎、３．池田勇人
正解は本書「第三章　偉大なる遺志を継いで」をご覧ください。
三河以来の徳川家の譜代の家臣の一つ、牧野家の家臣であった槙家は、幕臣として官軍と対峙した幕末に福澤諭吉と知り合って以来、広く世界の人々と交わり日本と世界に貢献するグローバリゼーションの血を受け継ぐようになった。本書は、その槙家について、防衛大学校初代校長となりリベラルアーツ型の教育を推進した槙智雄やロッキー山脈のなかで唯一未登頂だった巨峰マウント・アルバータの頂に立った槙有恒など、福澤諭吉の直接の門下生であった槙武から続く系譜を伝記などの諸資料から抜粋してまとめた家族史である。

［目次］
はじめに
第一章　槙家の歴史
海外に渡った親族
海外に渡った姻戚関係
第二章　幕末から明治を生きる
第一項　槙（渡部）久馬八（曾祖父の弟）
第二項　槙　哲（祖父の弟）
第三章　偉大なる遺志を継いで
第一項　槙　智雄（槙　武・長男）
第二項　槙　有恒(ありつね)
第四章　孫達も世界を目指した
第一項　槙　文彦（建築家）
第二項　槙　卓（著者・槙武の孫）
第五章　王道楽土を夢見る
吉岡安直
結論
〈付録〉グローバリズム・槙家関連の人々
あとがき
〈参考文献〉
著者略歴

［担当からのコメント］
それぞれが異なる個性を持つ一人ひとりの人格であるにもかかわらず、その根底には一貫して受け継がれていく思想があるのを見たとき、家族とは何かということを改めて考えずにはいられません。本書を機に、自分は何を受け継ぎ何を渡していくのか、家族や人生について考えていただければ嬉しく思います。

［著者略歴］
槙 卓（まき たかし）

１９５１年、東京都渋谷区生まれ
１９７３年、慶應義塾大学法学部法律学科卒業
１９７３年、太陽銀行（現三井住友銀行）入社
１９８２年、（株）エム・ケイ・ジェイ入社。経理部長を務める
１９９１年、（株）三工社入社。第一営業部副部長、技術推進部副部長を務める
２０１１年、定年退職後に慶應義塾大学文学部（通信制）学士入学
２０１８年、同大学卒業。４月より、一般社団法人日本セカンドライフ協会と委嘱契約にて運営委員となる。ホームコンサート、セミナー等のイベントの企画をしている。現在、鎌倉市在住