著者:北岡たちき
ページ数:142

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「仕事と遊びの間に、区分がまったくないのである。彼の仕事は遊びであり、彼の遊びは 仕事である。」『完全なる経営』アブラハム・マズロー

人生において非常に重要な存在である仕事。せっかくなら、楽しく面白がりながら、充実感とやりがいを感じつつ、お金もちゃんとたくさん稼いで、社会とより良く繋がり成果も出し、天職と言えるような仕事に就き、自分らしく輝きながら働きたいものですよね。

本書は、そのための力強い味方になってくれる、「自己実現」という言葉でも有名な心理学者であるマズローが語る「仕事論」「組織論」「経営論」をまとめたものです。マズローの語るこれらの内容は、時代を経ても色あせることはなく、むしろ変化の激しい時代においてこそ必要になる本質的なビジネス論と言えるでしょう。

したがって、

「仕事を通して自己実現したい!」
「お金もやりがいも自由も欲しい!」
「組織づくりや部下育成で悩んでいる」
「会社経営や事業が上手くいかない」
「転職や起業や副業に興味がある!」
「心も身体も健康に働きたい!」

上記のような方には、特に本書をお楽しみいただけると思います。

マズローの語る鋭くも深いメッセージは、私たちの仕事観を根底から揺さぶってくれます。人によっては、仕事観も含めいまの人生観をガラリと変えてしまうような刺激的な気づきや発見があるかもしれません。また、彼の語る組織論や経営論は、組織運営や会社経営をする立場でない方にとってもお楽しみいただける内容です。

本書をキッカケに、働くということの意味や、仕事をする意義を深めていただき、自分が本当に望む人生を謳歌する理想の働き方を見つけ出していただければ幸いです。

※本書は2021年2月に刊行された『心の底から「やりがい」を感じる仕事の見つけ方』のタイトルと表紙をリニューアル出版したものです。

【目次】(一部抜粋)

◆序論
0)マズローが経営に興味をもった理由

◆仕事論
1)自己実現と仕事
・自己実現者にとっての仕事とは何か
・自己実現における金銭的な報酬
・本当の意味での天職とは?
・仕事との一体化
・未熟者が仕事をする理由
2)仕事で追求すべき価値
・B価値を追求するという高次の欲求
・「よい仕事」と「よい職場環境」とは何か
3)自尊心の大切さ
・自尊心の回復の仕方
・自尊心をもつことで天職と出会える

◆組織論
4)シナジーとは何か
・わがままとシナジー
・よいシナジー、よい健康、よい経営の三つの繋がり
5)真のリーダーシップ
・よいリーダーの条件
・リーダーの選び方
・優れた上司だけがもつ悩み
・ヒトラー的リーダーシップが成功した理由
・リーダーのもつ二種類の役割
6)マネジメントのコツ
・自由への怖れ
・人材採用に向いている人
・従業員の不平との向き合い方
・他社の製品を顧客に勧める営業マン
・消費者としての自己実現
・短期的な利益をあげるのは実はカンタン

◆経営論
7)企業を経営する意味
・ドラッカーの過ち
・企業が目指すべき真の成功
・ライバル企業が存在する意義
・企業秘密のもつ落とし穴
・企業として税金を払う意味
8)理想的な経営管理とは
・理想的な経営管理における仮定
9)年収1000万円の平社員と年収300万円の社長
・組織における金銭的な報酬について

【著者】 北岡たちき:「にっぽんマズロー探究部」顧問、マズロー研究家&もの書き。著書に、『マズロー心理学と欲求階層~自分の本音を思い出す~』『マズローの自己実現~ありのままの自分を謳歌する~』などあり。

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