【無料で読める】ガンとウツ

ガンに罹患するとウツになり易い。それはガンの恐怖から発することが多くあると言われている。ところが私の場合、ウツを先に罹患するのだった。ウツ症状が少し軽くなってきたと感じた時にガンが発覚した。ガン闘病中、ウツ症状に似た現象を感じながらの闘病生活を経験したので、ここにガンとウツ闘病を重ねてみた。
ガン
ガン発覚からの恐怖と、ガン摘出手術、抗がん剤治療の副作用に耐えながらも２クール終了。が、ガンの転移が見つかる。しかし運よく良き医療従事者との出会いでガンとの闘いに勝利する過程を筆者渾身の闘病記に仕上げた。
ウツ
ウツとは何か？　体験しないと分からない、身も心も動かせなくなる病魔を真っ向から受け止め、その都度どのように対処したかを、具体的リアルに記録した闘病記。 人によって千差万別な症状が出る病気だが、そこから抜け出し生きる喜びと楽しさを見出す方法が見えてくる。体験者だからこそ書ける病気克服のヒントが満載。内面にこもりがちになる心理状況を解きほぐすユーモアたっぷりの表現や、病苦を乗り越える効果的な考え方、病気に正面から向き合った赤裸々な生きざまは、本人はもちろん、家族や友人、担当医師にも役立つ気づきがいっぱいの書。とりわけ著者に癒しをもたらした「ちぎり絵」効果をカラーで紹介。これらの経験から知り得た医療界の恥部、患者本位の治療全貌を書き記したこの闘病記が、救える命を見逃さないことに役立てたい熱き思いが伝わっていく。