【無料で読める】ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』が中毒的な３つの理由: ～ 愛の起源、ドイツ、そして聖書 ～ (あきかんブックス)

ヘドウィグが探し求めた「カタワレ」とは？何故「ベルリンの壁」が登場するのか？「愛の起源」を解説しながら、ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の中毒性に迫る解説・考察本。台本と映画を踏まえながら、プラトンの『饗宴』に影響を受けた「愛の起源」、ドイツの歴史、旧約聖書より「アダムとイヴ」の３つの視点から作品に切り込んだ１冊。

＜目次＞

はじめに

１章【愛の起源】
　プラトンの『饗宴』より、アリストファネスの「愛の演説」
　　かつて人間は「３つの性があり球体だった」
　　神によって「切り裂かれた人間」
　　セックスは「元の姿に戻る行為」
　ミュージカルが着目した「愛の解釈」
　　演説では言及されていなかった「心臓」
　　ヘドウィグと「性別」

２章【ドイツ】
　ドイツと「ヘドウィグ」
　　ベルリンの壁
　　　ヘドウィグの「人生」
　　　ヘドウィグの「ジェンダー」
　　カント
　ドイツと「母親」
　　ヒトラー
　　レーニン像
　　ユーゴスラビア
　ドイツと「ルーサー」
　　アウシュビッツ強制収容所
　　ハーケンクロイツ（さかさまんじ）
　ドイツと「イツハク」
　　ユダヤ人
　　クリスタルナハト

３章【聖書】
　トミーと「アダムとイヴ」
　　ヘドウィグに「知識を求めたトミー」
　　トミーの「愛の解釈」
　ヘドウィグに「知識を授けたトミー」

おわりに

スペシャルサンクス

補足
　参考資料
　「あきかん」の自己紹介
　「ミュージカレッジ」の紹介