著者:六角征次郎
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昭和48年9月30日、その日は関西本線から蒸気機関車が消える前日。
当日、沿線には多くのファンがカメラ片手に詰めかけていた。不思議と奈良機関区には、人の姿はほとんど無い。
多くのファンは、有名撮影地に出かけて行ったのだろうか。静まりかえる機関区の中にはすでに、ナンバープレートを外され解体を待つ蒸気機関車があった。
最後の日から数ヶ月後に訪れた機関区の情景もカメラに収めている。
当日、沿線には多くのファンがカメラ片手に詰めかけていた。不思議と奈良機関区には、人の姿はほとんど無い。
多くのファンは、有名撮影地に出かけて行ったのだろうか。静まりかえる機関区の中にはすでに、ナンバープレートを外され解体を待つ蒸気機関車があった。
最後の日から数ヶ月後に訪れた機関区の情景もカメラに収めている。
僅かな枚数であるが、奈良機関区の最後の一日を記録した写真集である。
「以下本文より抜粋」
この奈良機関区を撮影したのが、昭和48年(1973)から昭和50年にかけてだから、おおよそ半世紀が過ぎようとしている。この写真集の中に写り込んでいる紅顔の美少年の友人も還暦を過ぎってしまった。
ちょうどこの時代、1970年に大阪万国博覧会が終わり、第一次オイルショックが始まった。トイレットペーパーの買い付け騒ぎが、起こったのもこの時代である。山口百恵が「としごろ」で、デビューしたのもこの年である。
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